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【男の勲章】~超大作になりました~

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どうも【男の読み物】です。
さて、今回は【男の勲章】との事なんですが
某歌手「嶋〇輔」の「つっ〇る事が男の~♪」について書く訳ではありません。

【男の勲章】とはもちろん喧嘩の話でもありません。
ここで言う勲章とは男として誇れる何かのお話でござます。
何かの大会で良い成績を残した。
困っている誰かを助けた。
まぁ、そういった話です。

人生を“くるり”振り返ってみて
人に自慢げに話せる事の方が圧倒的に少ない私ですが、それでも勲章の1つや2つは持っています。

思い起こせば十年以上前になります。
ある街で夜のお仕事であるホストをしておりました。
そう言えば今時のホストよりも十数年前のホストはもう少し男気があったかと思います。
しばらくその仕事を続けていた私にはやがて後輩が出来ました。
日頃、先輩等には『お前の事は俺が守ってやる、だから俺について来い。』
なんて格好良い事を言われてたのを思い出して、私も調子に乗って後輩にそのような事を言っておりました。

そしてある日の出来事です。
お店のオーナー代表と店長、そして私と後輩の4名で仕事終わりにラーメンを食べに行く事になりました。
(余談ですが当時のホストクラブは役職名が溢れておりました。オーナー、店長、支配人、代表、相談役、主任、チーフetcいったいどの順番で偉いのか迷ってしまう程でした。)
明け方の街をオーナー代表、店長、私、後輩の順に歩いておりました。
私を含めたたった3名の手下でも、オーナー代表はそれこそ肩で風を切って歩いていました。
なで肩なのに・・・
そして目的のラーメン屋が見えてまいりました。
勢いそのままにオーナー代表はお店の暖簾をくぐりました。
と、その時です。
『おい!!』
入り口付近に見るからに、まあ見るからに柄の悪いチンピラ?ヤ〇ザ?風の男がおり声を掛けられました。
と言うよりは絡まれました。
男は2人組でした。
両方とも坊主頭で一人はびしっとスーツ。(恐らく偉い方)
もう一人はこれ見よがしに刺青を見せ付けるようにはだけた七分丈のシャツ?作業服と言うんでしょうか?そのようなものを着ておりました。
ちなみにラーメン屋の間取りは入り口から奥に向かってカーブしてカウンターがあり、奥にボックス席がある感じです。

オーナー代表はピタリと歩を止めました。
そしてその男達に視線をやりました。
するとスーツの男が言いました。
『偉そうに、お前らホストか?』
オーナー代表はそうお聞かれ『はい』と一言だけ返事をしました。
スーツの男は立ち上がり、オーナー代表の肩に手を回したかと思うとなにやら言ってそのままオーナー代表と二人で店の外へ消えてしまいました。
そして残された店長、私、後輩の3名プラス刺青坊主。

偉そうに刺青坊主と言っておりますが、体はプロレスラーのようにごつく身長も180センチ以上はあったかと思います。
まさに屈強です。
対するこちらは日の光を浴びていない、栄養分はアルコールのみのヒョロガリ軍団です。
身長なんて175センチの私が一番高く、他2名は160センチ台です。
それはもう不安になりました。
後輩もビビッておりました。
でも思い出しました。
オーナー代表が普段から言っていたのです。
店長は元ギャングと言うかチーマーと言うか暴走族と言うか、そのような不良軍団の元リーダーである。
で、何かあってもとても頼りになる。
腕っ節もなかなか強い。
そして根性は人一倍ある。すごくあると言っていたのです。

刺青坊主が我等3名に話しかけてきました。
『お前らホストだろ?3人の中で一番偉いのは誰だ?』
私は心の中で思いました。
“店長が、店長が助けてくれる。”

“安心しろ後輩よ!私は非力だが私達には店長がいるぞ”




シーーーン。





「ヒソヒソ」
「ヒソヒソ」
「地板的打扫结束了吗?」
聞こえるのは中国人ラーメン屋店員の談笑のみ。

あれぇ?

あれれぇ?

あれあれぇ??

後輩は今もってビビッております。
私は店長の方をチラリと見ました。
下を向いていました。
それはもう見事に下を向いていました。
自分はペーペーですと言わんばかりにうつむいておりました。
ヘビー級対フライ級、世紀の一戦はフライ級挑戦者の戦意喪失によりヘビー級チャンピオンの不戦勝です。

刺青坊主は次の対戦相手を探しました。
ブルブルと震える子犬を見つけました。
私の後輩です。
刺青坊主は後輩に向かって言いました。
『おい!誰が一番偉いんだよ?』
後輩は上ずった声で答えます。
私を、そして店長をチラチラ見ながら答えます。
『いやっ、あのっ、あの自分は、あの、、、あっああsdfばdjぁkgjkっげ・・』
何を言っているのかさっぱり分かりません。
刺青坊主はもはや戦意どころか日本語すらままならないタイ人レベルの後輩(顔が自黒)を攻め立てます。
声を荒げます。
『何言ってんだお前?聞いてる事に答えろよ』
もはやグロッキーな後輩。
一発のパンチも浴びずに白目でも剥いて今にも倒れそうです。
(余談ですが、後輩は私にボクシングをやっていた。プロになる寸前だったと言っていました。恐らく嘘だったのでしょう。)
そんな時、私は思い出してしまいました。
自分が調子に乗って言っていた、後輩に向けた言葉を。

“お前に何かあったら俺が助ける!!”

勇気を振り絞って私は刺青坊主に言いました。
『あの!!ちょっといいですか?』
刺青坊主の深海魚のようなギョロ目が私を睨み付けます。
『なんだ?お前が一番偉いのか?』
私はなおも勇気を振り絞って答えます。
『いや、そう言う訳じゃないですが、そいつは自分の後輩なんで、何かあるなら自分に言って下さい。』
別に聞かれて「店長が3人の中で一番偉い」と言おうと思った訳ではありません。
最初から仲間を売る気は私にはありません。
ただ、後輩が子犬のようで見ていられなかったのです。
後輩を救いたかっただけです。
短足の後輩はさしずめミニチュアダックスフンドでしょうか?

雨の中ミニチュアダックスフンドがブルブルと震えていたら誰しも手を差し伸べるのではないでしょうか?
とは、言っても私はただの雑種です。

ドーベルマンだと思った店長はもはやチワワだったのですから。

獰猛な土佐犬である刺青坊主にはどう逆立ちしても誰も勝てません。

刺青坊主が凄みの聞いた声で言いました。
『お前、ちょっと座れよ。』
恐らく私に言ったのでしょう
私以外にはうつむくチワワともはや剥製のミヌチュアダックスのみ。
私は刺青坊主の横に腰を掛けました。
刺青坊主は私が座ったや否や言いました。
『で、お前らの店はどこにあるんだよ?今度行くからよ』
もちろん答えられません。
答えれば彼らは店にやってくるでしょう。
ヤ〇ザと思しき連中を店に入れる訳にはいかないのです。
私は刺青坊主に切り返しました。
『いや、店は言えません。男性はそもそも入店出来ないので。』
嘘です。
嘘を付きました。
サッカーワールドカップの時期には日本語の全く話せない外国人男性を接客した記憶があります。
もちろん私の言葉に刺青坊主が納得する筈もありません。
『教えろよ。お前らホストで接客のプロだろ?俺が男でも楽しませろよ』
めちゃくちゃな理屈を盾にグーッ刺青坊主の顔が私に詰め寄ります。
ギョロ目が私の目に当たってしまいそうです。
私は勇気を振り絞ります。
そして思いっきり格好をつけて言い放ちます。
『ホストがお客様を楽しませるのに場所は選びません。このラーメン屋でも私があなたを接客すればここはホストクラブです。』
決まった。
はっきり言って決まった!!

なん・・・
だと・・・
とでも言いたげな表情の刺青坊主。
目をクリクリさせています。
刺青坊主も負けてられないと私に言います。
『じゃあ、俺を楽しませてみろ。笑わせてみろよ。』
ここぞとばかりに私は渾身の一撃を喰らわせます。
『ダンカン!ばかやろこのやろー!!』
ビートたけしの物真似が刺青坊主の頬をえぐりました。
クリーンヒットではないにしても手応えはあります。
「絶対に笑わないからな」とでも言いたげな表情だった刺青坊主の顔が緩みました。
私はチャンスを逃しません。
すかさずガラ空きのボディーへ一発。
『我々ね、一生懸命探しましたよ。そしたらね、お母さん。見つかりましたよ。』
島田紳助の物真似は見事にみぞおちを捕らえました。
『フフフ。なかなかおもしれぇじゃねえか。』
刺青坊主の口から笑い声とともにマウスピースも落ちたようです。
なおもラッシュは続きます。
こうなりゃKO狙いです。
相手が参ったと言うまでラッシュは緩めない覚悟です。

アシュラマン(きん肉マン)

田村正和(俳優)

淡谷のり子(歌手)

デーモン小暮(悪魔)

etc…etc…etc…

刺青坊主はその場に崩れ落ちました。
まさかのヘビー級にジム練習生が勝った瞬間です。
すっかり面白いのをクレクレモード。
完全なパンチドランカー状態です。
次の物真似をしてくれと言わんばかりに舌を出してハァハァしちゃってました。

その後いくつかの物真似や面白話をしているうちにスーツ坊主とオーナー代表もラーメン屋に帰ってきました。
様子から察するに・・・
スーツ坊主というチベタンマスチフの前で、

彼もドーベルマンでは無くトイプードルだったようです

ラーメン屋の帰り道。
トイプードルとチワワはすっかり躾けられた飼犬となったようでだんまりです。
吠え方はすっかり忘れているようでした。
雑種とミニチュアダックスだけが首輪を外されて元気に走り回ってました。

ワンワンと二匹の鳴く声だけがすっかり陽の昇った街に響いてました。

以上が私の勲章です。
長々とお付き合いありがとうございました。

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