パチスロ記~③大人の階段~

注):このブログはあくまでフィクションです。

♪大人の階段昇る♪君はもうギャンブラーさ♪(by H2O)

2011.01.09_02

めでたく(?)パチンコ童貞から脱却し、大人への階段を一歩踏み出した私・・。

その後も数回、彼氏との連れ打ちを経験した後、ある勘違いから新たな転機を迎える・・。

羽根モノと勘違いしてある台に座り、打ち始めること10秒・・。

役物内に入賞した玉が穴の下で釘に挟まって止まっている・・。

『おい!何じゃこりゃ!コレで大人しく引き下がるヤサ男じゃねぇぞ!』

とか思いながら、赤ランプを点け、店員を呼ぶ。

『どーゆーこっちゃ?こりゃ!ワレェ~ボケェ~!』

とばかりにムッとした表情で人差し指でガラスをチョンチョンしていると・・

『おめでとうございま~す♪』

と店員がガラスを開けて玉を引っ掛かった下のチューリップにコロリン♪

すると!パパパパッパパ~♪と台の全てのチューリップが全開状態に!

下の○のチューリップに連続で2個入賞するとパンクしてしまうそうで、予防の為に玉が通らない様に釘が閉められていたんですね。

そう!羽根モノと勘違いして私が打っていて当てちゃったのは・・

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泣く子も黙る一発台と呼ばれる権利物♪

スーパーコンビ先輩だったのです!

コンビ先輩といえば一撃10,000円OVERのパ○チパーマのお兄さま方御用達の台ですよ。コレ・・

2万や3万、一発も通らないなんてのがザラな台ですよ。コレ・・

それなのに何も知らないクソガキが、ものの2・300円でコロリンコさせちゃった日にゃぁもう・・

周りの視線が刺さって刺さって、もう串刺しですよ。コレ・・

それでも!台は空気を読む気配は一切ナシ!(笑)

右打ちしちゃ如何?とカッコウが泣きまくりでもう・・

脳汁出まくり(笑)

おい、おい、箱足りねぇよ状態で焦っていると半自動的に店員が箱を持ってきてくれて・・

『ハイ、どうぞ!』

笑顔の接客が素敵である・・。

『キミ、イイ奴だね。さっきはゴメンね』

とばかりにニヤケ面で会釈する私(笑)

無事に出玉を全て交換すると・・ものの15分程で10,000円以上の浮き。

もはや、お腹一杯です(笑)。

それからというもの・・

羽根モノで何度打ち止めにしても、あの時の興奮が得られない事に気付く・・。

その後、何度かチョコっとだけコンビ先輩に再度挑戦しても、

先輩は優しくはしてくれない・・

恐らく単なるビギナーズラックだったのでしょう(笑)。

その頃、高校に入ってから覚えて夢中になり、パチンコ以外にも半分以上部活化していた麻雀にて絶好のカモの確保に成功していた私は、バイトもしてない高校生にしては経済的にはかなり余裕のある状況であった。

遂にある決心をするに至る・・。

羽根モノ卒業!遂に一撃5000円OVERの世界へ♪

そう、フィーバー機(デジパチ)に初挑戦することに・・

・・・続く。

 

あとがき

コンビ先輩以降、一発台にはほとんど手は出しませんでしたが、

他にも1機種だけのめり込んだ一発台がありました。

それがコイツ♪

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愛しのジャスティ♪

徹夜で麻雀した後に友達と打ちに行って・・

かまぼこ穴に入賞してクルーンでグルグル回っている間に・・

仮眠を取ったものです(笑)

そんくらい、長々とクルーンでとチンタラと回っている台でした。

当たった時のBGMがデカくて眠気が覚めたのを・・

少年だったと~♪懐か~し~く~♪思い出す時が来るこの頃です。

では、また♪

パチスロ記~初打ち~

注):このブログはフィクションです。

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それは高校1年の夏ごろだった・・

姉の彼氏が初めて家に遊びに来た日のことだった。

『○ーちゃん、一緒に遊びに行こうよ』

と、行き先も知らずに連れ出される。

『ねぇ、どこ行くの?』

『ん?パチンコ♪』

彼氏もなかなかの大物である(笑)

『えっ?俺、高校生だし、お金無いよ・・』

『お金はいいよ♪俺が出してあげる♪それに○ーちゃん、実際に俺よりデカいじゃんw大丈夫だよ!』

(放っとけや!)と思いながらも、断らずに素直に好意に甘える素質充分な私・・(笑)。

社会人って凄ぇ~な!と、思ったのを覚えている。

高校生だから・・とかいうモラルは夏休みという魔物に既に連れ去られている。

いざ、ホールに到着。彼氏は千円札を私に握らせ、無くなったら言って!と言い残し、スロットのコーナーへ。

『おいおい、いきなり放置かよ・・』

何も知らない私は、取り敢えずホール内をひと通り見まわす。

形から入る方である・・。

当時のパチンコ屋さんはパチスロやフィーバー機(現在のデジパチ)は割合が少なく、

ホールの半分以上は一般台と呼ばれる羽根モノが占めていた。

10分程ウロウロした後に、両替を済ませ、釘も見ずに

(っつーか、見れねぇし!)椅子に腰掛け、台と対峙する。

先にも触れましたが、記念すべき初体験のお相手は・・コチラ♪

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ホールに入った瞬間から聞こえていたコイツの大当たり中のBGMである

『軍艦マーチ』

に意識を持って行かれていたのは否定できない。

スタートチャッカーと呼ばれる数字の書いてある部分に球が入ると、回数分だけ上の役物が開閉し、

球を拾ってVゾーンと呼ばれる穴に入賞すれば当たり!最大で8R継続。

ふむふむ、なるほどね。楽勝!楽勝!と、見よう見まねで200円ずつ借り足しながら、打ち始める。

と、なんといきなり当たる!

俺の為の『軍艦マーチ』が高らかに鳴り響く中、笑えるくらいオロオロしていたのは言うまでもない。

だが、しかし!⇒あっさり飲まれる⇒彼氏に金を無心に行く⇒台に戻る

この動作を2回ほど繰り返し、打ち続けること2時間あまり・・

箱がいっぱいになった頃に店員が『打ち止め』と書いてある札をガラスに貼り付ける。

2000発定量だったようだ・・早速、ドヤ顔で彼氏に報告♪

交換方法も知らないし、彼氏もその時点で勝っていたらしいので、そのまま勝ち逃げすることに。

シンプルなルール且つ複雑な釘構成による球の流れと、思うようにならないもどかしさと、

当たった時の爽快感にTVゲーム機では体験できない面白さと興奮を憶えた。

 

 

帰りの車中で彼氏から『ハイ♪』と2000円を手渡され、臨時収入にご満悦の私・・。

でも、当時の交換率2.5円で換算しても私の球で交換したのは5000円のはず・・。

(しっかり元金は回収してたのかいっ!!)

そのことを知ったのはもう少し後の事だった・・。

(社会人って案外ずっちぃ~なぁ~!)

と、人生勉強をさせて頂いたのが初打ちの思い出・・。

こうして、少年はパチ&スロに徐々にのめり込んで行く事になる・・。

 

・・続く。

 

あとがき:

羽根モノはかなり打ちましたが、好きだったのは下記の名機たち。

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特にビッグシューターの・・

『ウ~~ッ!ダ~~ン!!ウ~~ッ!テッテケテ~~ッ♪テ~レ~レ~レ~♪』

という当たりまでの音の流れは、暫く口癖になるほど大好きでした(笑)

さぁ、つぎの休みは久々に羽根モノでも打ってみようかな?