【男の母親】

どもご無沙汰ですの【男の読み物】です。
さて両親、こと母親について皆様はいかにお考えでしょうか?
大多数の男性は父親より、異性である母親好きなのではないかな?
なんて勝手に思っております。

かくいう私も両親が幼少時に離婚をし、母親に育てられたので思いは人一倍です。
思春期に貧乏という家庭の事情もあり、反抗期で“クソババア”と母親の事を呼ぶなどと言うことはなかったですが、やっぱり迷惑は多々かけたかと思います。
まぁグレたと言う程でもなく中途半端にヤンキーに憧れ、イケナイ事をいくつかしました。

警察沙汰とかではなくても、一番母親に申し訳なく思っている事が一つあります。
それは母親が大事に隠し持っていた10万円の記念硬貨をパクった事です。
今考えると恥ずかしく、情けなく、当時はなんともしょうもない理由でパクりました。
一応近年、改めて謝罪をしていつか買い直して返しますと言いました。

若い頃には母親のありがたさなんて全くわかりませんでしたが
年を重ねるごとに、様々な人と出会い別れる度に思います。
母親というのは完全に私の味方で、絶対見放さなくて、無償の愛情を注ぎ続けてくれるのだなと。

そう言えば、私は既に人生で二度、母親に『産んでくれてありがとう』と言っています。
(これ以上言うと言葉が軽くなるので少々控えようかと思っていますが)
皆様も機会があれば一度言ってみてください。

そんな事を考えながら“カンニング竹山のおれおれ詐欺のCM”を見てホロリ涙して母に感謝の今日この頃でした。

【男の風俗】~風俗体験記(まとめ)~

どうも【男の読み物】です。
過去に人気の高かった俺の風俗体験記~痴女編~をまとめて一気読み出来るようにしました。
加筆修正と幻の1話が追加されたバージョンになっています。

《俺の風俗体験記》
~痴女編~
ディレクターズカットver.

第1話~俺とオフィス~

数年前の3月初旬。
太陽は低く、凍える寒さの残るそんな日だった。

そう、俺の運命が変わった日は・・・

その日、変わらない日常を感じながら俺は一人目覚めた。
孤独は常に寂しさを感じさせるが時に様々な煩わしさから開放をしてくれる、俺が10年以上連れあっているパートナーだ。
ふと、時計に目をやる
―少し眠りすぎたようだ―
急いで身支度をして家を出た。
駐車場へと向かう。冴えた車が俺を待っていた。
優しく愛撫するようにそっとドアを開ける。そして身体を滑らせてシートに座り込む。イグニッションキーを回す。
心地よいエンジン音と微かな振動。胎内の鼓動にも似ている。
ゆっくりとアクセルを踏み込み相棒は走り出す。
俺は会社へと向かった。

車の中で煙草とも寒さに濁る息ともつかない白い煙を漂わせながら、俺は今日の仕事のスケジュールを整理する。
―今日は確か、面接が一件―
そんな事を考えているうちに、出勤前に必ず寄るコンビエンスストアに辿り着く。
空腹では頭も働かない。
水、ノンシュガーのミルクコーヒー、サンドウィッチ、そして煙草。
レジではいつもの顔が待っている。
俺に恋人は居ない。レジの女にふと目をやる。
―少し若すぎる。女は30才前後が一番熟れている―
経験がそう告げている。
コンビニエンスストアを出ると再び車を走らせた。

家から会社までは僅か十数分の距離だ。
最後の角を曲がるとお目当ての駐車場が見えてきた。
スムーズに駐車場に車を流し込む。
停車位置の目測を決めたところでシフトレバーを一旦パーキングに入れる。そして次はバックに。
あくまで優しく慎重に。一発で決めない事には車がへそを曲げちまう。
今日もしっかりと駐車は決まった。車はご機嫌にボンネットから熱を放っている。
俺は車から降りると会社へと歩いて向かった。
近くの公園では高校生とおぼしき男女がイチャついている。少し過去を思い巡らそうか?いや、止めておこう。
甘酸っぱい経験など持ち合わせていない。レモンスカッシュよりブラックコーヒーが俺には甘いくらいだ。
公園を過ぎると会社についた。

オフィスに入ると自分のデスクに座り、まずは一服。
愛用のジッポライターで煙草に火を着ける。微かなオイルの匂いが鼻をつく。嫌いじゃない香りだ。
煙草を半分ほど吸った所で今度はパーソナルコンピューター、つまりはパソコンを立ち上げる。
そいつは無機質な機械音を鳴らしたかと思うと、モニターに俺の“夢の女”を映し出した。
だが見とれている暇はない。俺には仕事がある。
『おい、白川』
俺を呼びつける声がした。
こんな風に俺を呼びつける男は会社に一人しか居ない。オフィスの支配者、社長である星敏彰が声の主だった。
俺は返事をすると社長のデスクへと向かった。
社長の前に立つ否やで告げられた。
『お前、今度の休みに性感とか痴女の店に行って勉強してこい。』
俺はまだ眠りの中に居たのか?耳を疑う言葉が俺に放たれた。
社長とはそれなりに長い付き合いがある。
俺は何かの間違いだと結論付けて聞き返す。
『もう一度よろしいですか?』
今度は聞き逃すまい。社長の口元にじっと目をやる。
『だからMの経験をして来い』
社長から言われたのは同じ意味の言葉。
どうやら耳鼻科に用は無く、俺に必要なのはMの気質。
つまりはマゾヒストが利用する性感マッサージ店に行けと言っているようだ。
社長は俺がS、つまりはサディスト寄りである事を忘れちまったらしい。
でも社長の言う事は絶対だ。
これは形式的な話しなんかじゃない。俺にそう思わせる理由を社長は持っている。今、俺が生きているのはこの社長のおかげだ。
過去を探るのには時間が足りない。
この話はまた別の機会にしよう。

俺は腹を決めた。
恩を返せるのなら何だってやってやる。人に借りを作るのは好きじゃない。
なんせ生まれた時からお袋に人生と言う大きな借りを作っちまっている。幸せで返すのにはまだまだ時間がかかる。
俺は社長に言った。
『わかりました。店はどちらに行けば?』
社長は目の前のキーボードを叩き、マウスを小慣れた動きでクリックする。
モニターの画面が幾度か変わり、いくつかのWEBサイトが表示された。
『この中のどれかだな?』
社長は示されたモニターを見る事を促すように俺を一瞥した。
俺はそのままモニターを覗きこむ。モニターには卑猥な店名がずらりと並んでいる。
すかさず社長がマウスをクリックする。
『ここなんかどうだ。いいんじゃないか?』
モニターに示された店は【痴女りたい】と言う名の痴女プレイを売りにする専門店だった。
妙齢の女性が口元に自分のひとさし指をやり、妖艶な様相でこちらを見ている。
『わかりました。そちらに行きます。』
俺は二つ返事で店を決めて依頼を受けた。
そのまま俺は社長と少し打ち合わせをしてから自分のデスクへと戻った。

デスクに戻った俺はまた一服を始める。
既にヤニで汚れた天井に追い討ちをかけるかのように天へ煙を吐いて静かに目を瞑った。
『社長からは何の話だったんでゲスか』
静寂を破る甲高い部下の丘嶋の声。どうやら俺には一瞬たりとも休息は許されないらしい。
『まあ、ちょっと…な』
含みを持たす言い方をしながらも話をはぐらかした。全てを話す必要性は感じない。こちらから与える情報は少なく、頂く

情報はごっそりと。
これも経験がそう告げている。
丘嶋は少しむくれた顔をして言った。
『ちぇっ、つまんねぇでゲス』
ただ、元々むくれた顔をしているのか?本当にむくれているかは傍目には分からない。
これも経験がそう告げている。
目の前のキーボードを叩きながら俺は言った。
『そろそろ電話の鳴る時間だ。準備を』
モニターがキーボードの指示通りにシステムを起動させると同時に丘嶋の返事が横からする。
『へーい。わっかりやしたでゲス』
丘嶋の下卑たニヤけ面が脳裏にこびりつく。こいつとも数年来の付き合いだが、それに慣れる気配は俺にはない。
利害関係が無くなればいつでもと思いつつも利用価値がまだ残っているような気がした。
経験がそう告げている。

“トゥルルルルルルルル”

けたたましく電話が鳴った。
俺はすばやくデスクの左前へと手を伸ばした。
『はい。』
―さあ仕事の時間だ今日も俺の一日が始まる―

第2話~俺と丘嶋~

ブラインド越しに見える景色はいつもと変わらない。
繁華街の獣達もだいぶネオンと言う名の瞳を閉じ始めている。
時計に眼をやると針は深夜の3時過ぎを刺していた。
オフィスは静寂に包まれている。
俺はこの世で最後の一服のようにゆっくりと煙草の煙を吐き出す。そして咥えて、次はゆっくりと肺に煙を取り込む。ゆっくりと優しく、染み込ませながら命を削る。

“煙草を吸い過ぎる人は確実に癌になる可能性が高い”

お偉いドクターが昔TVから俺に告げていた。
そう言われてもこいつは止められない。
それこそ止めちまえばもっと早死にしちまうだろう。そんな事を考えながらアルミ製の灰皿に煙草を押し付けた。
『ただ今戻りましたでゲス!』
静けさを破る相変わらずの甲高い丘嶋の声がオフィスに響いた。
どうやら女の子の送迎から戻ったようだ。
俺はオフィスの入り口を軽く目をやるだけにして、すぐにモニターへと向き直った。画面には社長に依頼を受けた【痴女りたい】のWEBサイトが映し出されていた。淫靡な女が数時間前と変わらず俺を見ている。
俺は《スケジュール》と書かれたメニューリンクをマウスを動かしてクリックした。
モニターには新たに一週間の日付が現れた。
お目当ての日付のリンクをクリックする。幾人かの女が眼前に現れる。どいつも卑猥なポージングで俺を誘っている。モザイクの掛かった顔はどれも魅力的に映っていた。
誘われるように《あきら》と記された女の名前をクリックする。
スパイムービーのように《あきら》のデータを知る事が出来た。
ちょろいもんだ。
26歳、身長は164センチ。
バストがDカップ、ウエストは58センチ…
―違う、この女じゃない―
左に向いた矢印をクリックしてまた《スケジュール》へと戻る。
今度は《しょう》と記された女の名前をクリックする。
24歳、身長は154。
バストはB。ウエストが57…
―こいつじゃないっ!―
また戻る。そしてまた別の女をクリック。単調な作業の繰り返し。
数人を続け様に目に焼き付ける。眼に疲労が蓄積する。
俺をよそ目に丘島は戻ってからこちら、オフィス裏のバックヤードを忙しく動き回っていたようだ。

そういえば…
“あなたは集中(あつ)くなると周りが見えないのね。”
昔、ある女に言われたセリフだ。
“俺が熱くなるのはお前だけだ。”
その言葉を女は待っていたのだろうか?いや、俺がそんな気の利いたやつじゃない事ぐらいわかっていただろうか?
今となってはどうでもいい事だ。
過去を思い巡らせても、出てくるメニューはブラックコーヒーだけだ。

『ドウゾでげす。』
その声とともに、いつの間にか俺の横に立っていた丘嶋が缶コーヒーを俺に差し出す。
こいつが何かを俺にギフトをする時は決まってリターンを求めている。
今、丘嶋に渡せる俺からのギフトはない。一度はそう考えたが差し出された缶コーヒーを見た。そこには微糖と書かれていた。こいつなりに今の俺を理解(わか)っている。
俺は缶コーヒーを受け取るとステイオンタブを押し込んだ。
“プシュッ”
小気味良い音が耳に届けられる。同時に鼻腔に広がるエメラルドマウンテンの香り。そのまま空っぽの胃へと少し甘いコー

ヒーを流し込む。
『サンクス。生き返ったよ。』
半分近くまで減った缶コーヒーを丘嶋の方へ掲げて俺は言った。
丘嶋は変わらず様子を伺うように俺を見下ろしている。
―あんたなら、禁断の飲み物を胃に入れた結果はわかっているんだろう―
そんな台詞でも言いたげな顔をしていた。
『で、何が知りたい?』
丘嶋の方を向きもせずに俺は言った。
今にも涎をたらし出しそうな顔をしているのはわざわざ見なくても容易に想像がついた。
経験がそう告げている。
『何の話だったんでゲスか?社長は』
丘嶋が言った。
俺はすかさずジャケットのポケットをまさぐる。そこに答えがあるはずだ。
奥に入り込んだコインを指先で掴む。
『答えはこれだ』
俺はそのコインをそのまま取り出して親指ではじいた。
慌てて丘嶋が受け取ろうと両手を差し出すが、コインは空しく床に落ちた。
丘嶋がコインを床から拾いあげて言った。
『チェッ!でゲス』
俺は自分の顔が少しだけ緩むのを感じた。
丘嶋は苦笑いを浮かべると頭を掻きながら雑用へとバックヤードに戻って行った。
それを見届けもせずに俺は残った仕事を片付ける事にした。

第3話~俺とやもやん~

午前5時30分過ぎ。ようやく俺は仕事から解放された。
外はまだ薄暗かった。
吐く息は濃い白で、この気温が続くのなら煙草の本数は減らせそうだ。
太陽もこう寒くてはなかなか面を拝ませてはくれないらしいが、そもそも俺は奴をあまり好きじゃない。
孤独を照らせるのは月だけだ。
オフィスを出た俺は皆と別れて相棒の下へと向かった。
駐車場に着くと、お利口な相棒は変わらずそこに居た。
―早く私を暖めて―
そう言っているように俺には感じられた。
求められるのもたまには悪くない。ただし、こいつとはあくまでギブ&テイクの関係だ。
俺は車に乗り込むと、相棒の望み通りエンジンを温めてそのまま自宅へと車を走らせた。

十数分の距離ではエアコンは降りる直前にきいてくる。
少し温まった体も駐車場から自宅への道ですぐに冷える。
襟を立てるだけじゃ寒さはしのげない。
ドア前に着いた俺はポケットから自宅の鍵を取り出し鍵穴へと差し込む。

物音?
違和感?
用心深く俺は懐に手をやる。心臓近くにも手が触れる。
鼓動が徐々に速度を増すのが手に伝わる。

息を整える。
そしてゆっくりと鍵を右に回す。
“カチャ”
もう一度息を整える。
深呼吸をすると、少し待ってからドアノブを回す。
音を立てないように玄関のドアをゆっくり開く。

そとの街路灯の光が室内に漏れるより早く叫んだ。
『誰だっ!』
沈黙は動かない。
アンサーは無かった。

“カサ”
やはり物音。
だが、その音があまりに微かだった為正体を見破った。玄関に一番近い部屋に居る居候だ。
一ヶ月程前から突然我が家に転がり込んできた。合鍵も持たないそいつがどこから入ってきたのかは分からない。
だが、そいつがどこにだっていつでも出入り出来る事は知っていた。
経験がそう告げている。
その侵入者は足を怪我していた。俺は気まぐれでそいつを飼う事にした。
初めて見た時は壁の保護色なのか?薄い灰色をしていた。今はウッドチップの敷材と同じ、茶色の体色だ。
名無しの権兵衛じゃあまりにしまりが悪い。
俺はそいつに《やもやん》と名づけた。
《やもやん》は生餌を良く食べ、今ではすっかりと元気になっていた。
俺の用心深さと《やもやん》の元気さはどうやら同居が出来ないらしい。
―お前ともそろそろお別れだな―
俺は《やもやん》を不釣合いな程に大きいケージからを取り出した。
別れを惜しんでいるのか?俺の掌から動く気配はない。
俺はそのまま外に出ると目に付いた草むらに《やもやん》をそっと下ろした。
暫くその場に留まる《やもやん》
しかし、直ぐに独特な歩行でジャングルへと姿を消した。
家にヤモリが出ると幸せになれるらしい。昔読んだ何かの本に書いてあった。
《やもやん》にしがみつくほど俺は幸福を求めちゃあいない。求めるのは幸せじゃない。
いつまでも借りの返せないお袋への罪悪感が消える事だけを望んでいる。
ふと上を見上げると空が白み始めていた。

家に入ると真っ先にシャワーを浴びた。
熱いシャワーが疲れた身体に心地よかった。
三十代後半にしては均整の取れた身体。だと思っている。
孤独は己を磨く最高のスパイスになる。だが、出来上がったディナーを誰かと食べる事は無い。
多少は鍛えてなきゃ今回の仕事は乗り切れない。
経験がそう告げていた。
短く刈った髪から首筋、肩へと湯を浴びせる。後背筋の辺りは念入りにシャワーをあて続けた。疲れが全て取れる事は無い。
経験がそう告げていた。
眼を瞑り、今日一日を振り返る。
―やれやれ。今回のヤマは骨が折れそうだ―
カランを捻りシャワー止めた。ビッグサイズのバスタオルで身体を包み込む。
春を感じるほどの柔らかな感触。
お気に入りのショップ、IKEA。
確か二枚千円程度で購入したものだ。激安だ。
バスルームを出たら直ぐにでもベッドに潜り込みたかった。
しかし、お生憎様とこの部屋にはベッドが無かった。
とてもじゃないが、築15年以上の畳の部屋にはベッドは不釣合いだ。
もちろんそれだけじゃ無い。俺にはまだやらなければならない事がある。
無造作に手に取ったボクサーブリーフを履く。
ウエストの部分にはCalvin Kleinとアルファベットで書かれている。購入したのはもう一つのお気に入りのショップ。
コストコ。二枚組、千五百円程度だ。少し高い買い物だった。
しかし、大事なものは必ず守る。俺もこいつも同じポリシーを持っているから多少の出費は仕方がない。
ソファーに腰を落とす。
サイドテーブルにはデスクトップパソコン。これは余談だが、サイドテーブルもやはりIKEAで買ったものだ。
千円だ。決して安くは無い買い物だが一流の男は一流を好む。
これもまた仕方があるまい。
俺はおもむろにパソコンを立ち上げた。
機械音とともにモニターに映る女の姿。
手で恥ずかしそうに胸を隠している。
童顔からは不釣合いな大きなバスト。
なだらかなウエストからヒップへのボディーライン。
コツコツと下積みを重ねて十年近く第一線で活躍している。
彼女は歌が上手いらしい。
今となっては手の届かない存在。
“夢の女”が頭をチラつく。
そもそも会った事も無い女の子事を考えるのは俺の主義じゃない。
デスクトップの背景画像はまた今度暇を見つけて変える事にした。
頭を振り払い、キーボードを叩いた。
【痴女りたい】
―3日の後、決着(ケリ)をつけるしかない―
暫くWEBサイトを眺める。情報は多いに越した事は無い。
情報が無ければ依頼は達成出来ない。
鍵を握るのは人じゃない。
物じゃない。
時間でもない。
鍵はいつでも情報が握っている。
経験がそう告げていた。
必要な情報は携帯と手帳に留めた。
俺はそこまですると、カビ臭い布団へと潜り込んだ。
そしてしばしの眠りについた。

第4話~俺と用心棒~

その日の目覚めは良かった。
とっくに太陽はかくれんぼをしていたが、月が俺を見つけてくれたようだ。
枕元のデジタル時計に目を向けると19時を示している。どうやらずいぶんと寝てしまったようだ。
考えていた予定が崩れた事はさほど気にはならなかった。
気掛かりは一つ。
―圧倒的に情報が不足している―
予定が気にならないとは言え、時間が戻る訳じゃない。
何が起こるか分からない。ただ、確実に起こる事も分かっている。
そして、起こさなければならないモノも。
経験がそう告げていた。
俺はすぐさま布団から出てバスルームへ向かった。
自分で定めた時刻は迫っていたが、念入りに身体を洗う。戦いの前とはいつもそういうものだ。
首。
肩、腕。
胸、腹。
背中。
そして太もも、尻。
考えられる可能性を全て肯定し続けた。
そして一つを残し全てを洗った。
最後に念入りに、残された一つ。
陰部を洗う。
しっかりと皮を剥いてから洗った。
バスルームを出ると、バスタオルで身体を拭く。今日は心地良さにくるまれている暇は無い。
事務的に頭から順に身体の水滴と汗を拭き取る。
ボクサーブリーフはやはりKalvin Kleinに限る。セール品だ。
黒のVネックのロングTシャツは高級ブランドUNIQLOのヒートテック。
クローゼット。とは言っても押入れに突っ張り棒を渡しただけだが、そこからチェックの赤いシャツを取りハンガーから外

して着る。靴下は黒をチョイスした。
三枚千円の安物じゃない。五枚千円の激安物だ。
戦いに臨む服は以前から決めていた。
相手に舐められるとそこでGAME OVERだ。
それも二つの意味で。
黒いニットのジップアップも羽織り、さらにスタジアムジャンパーを重ねて着る。
財布と携帯、そして手帳をポケットにしまう。
スタジャンの内ポケット辺りを確認する。
準備しておいた相棒はしっかりとしまわれている。
昨日の夜に油を差して磨いておいた。詰まりが起きればいざと言う時に取り出しても使えない。
滑りは良くしておかなければ。高い金を払ってその筋から手に入れた。
日本にマグナムは合わない。俺の手より少し余る程度のサイズがちょうどいい。
特別にしつらえさせた木製のグリップが俺の手には良く馴染む。
そこらの路地裏で外国人が捌いている安物とは違う。
こんな物騒なモノ、持ち歩く事に慣れている訳がない。
警察に職務質問を受けたらおしまいだ
俺の仕事を話せば理解を示す?そんな淡い期待はもちろん出来ない。
この国の警察がそこまで甘く無い事は痛いほどわかっているつもりだ。
さあ、準備は整った。
俺は急ぎ足で玄関へと向かった。
そこで気がついた。
俺とした事が、スタジャンの懐に気を取られ過ぎてズボンを履き忘れていた。
慌てて踵を返し、準備していたデニムパンツに両足を放り込んだ。
今度こそ。
―待ってろよ!【痴女りたい】―

第5話~俺と受付~

駐車場へと急ぐと愛車に乗り込んだ。
シートに素早く腰を落とす。イグニッションキーを回す。ハンドルを持つ。
―ちょっと手荒になるが、愛してないわけじゃないんだぜ―
心の中で相棒に呟いてからアクセルを踏み込んだ。
高速を使えば一時間少々。
東京都池袋。
北口。
目指す【痴女りたい】はそこにある。
岩槻インターチェンジから、東北道に乗る。
そして首都高へ。
まだ車のご機嫌は良いようだ。
しかしある事に気づく。数日前の愛車のランチを豪勢にしておくべきだった。
牛丼レベルのガソリンじゃ相棒もすぐ腹が減る。ケチってツケが回ってきた。
ガソリンが残り少ない。財布には必要額と二千円程度の金しか入ってない。
コンビエンスストアに寄って下ろしている暇は無い。
それに帰りにはもう下ろす事も出来ないだろう。
そもそも銀行に貯金などない。
よってキャッシュカードも持っていない。
だが、二千円分のガソリンがあればなんとか自宅までは戻れるだろう。
依頼が先決だ。
信用を失ってしまっては二度と依頼は来ないだろう。おまんまの食い上げになっちまう。
俺は深く考えず車を飛ばした。
もちろん法定速度でだ。
グリーンの出口標識が目に飛び込む。そこには池袋と記されてある。
俺は左にウインカーを出した。
池袋の街に吸い込まれるように、弧を描きながら速度を落とした。
高速を降りた後は程近くの駐車場へと車を停めた。目的地よりは少し離れていたが、歩ける距離だ。
胸の高鳴りを抑えるのにはちょうど良かった。今さらだが、もう一度持ち物を確認する。
財布、携帯。手帳。
そして何より、懐の用心棒。
使わないに越した事はない。だが必要であれば躊躇しない。
ここまで来ると不思議な程に心は落ち着いていた。
準備は全てオーケイだ。
俺は【痴女りたい】へと向かった。
しかしいきなり行くのは紳士的じゃない。
一度先方へと電話を入れておく事にした。
番号を押すと呼び出し音が耳元から流れた。
『お電話ありがとうございます。悶々性感ヘルス【痴女りたい】です。』
やけに元気の良い受付の声。
暗い野郎を想像していたが、勝手な思い違いだったようだ。
一瞬にして変わる気配。
動揺。
だが、ここまで来てひるんでなどいられない。
怯えや迷いが生むのはいつも最悪の結果だけだ。
経験がそう告げていた。
わかっていながらも俺は無意識で声色を変えていた。
『あのお…初めて利用するんでゲスが、今空いてるんでゲスか?』
すぐさま答えは返ってきた。
『はい大丈夫ですよ。今ならお待たせせずにご案内可能です。』
安堵。
予定は狂っていたがどうやらここから取り戻せそうだ。
続けて受付の男が言ってきた。
『お名前を伺ってもよろしいですか?ご来店頂いた際にスムーズにご案内可能ですよ』
俺はとっさに答えた。
『私の名前は丘嶋でゲス。』
その後俺は、一通りの簡単なシステムなどをそのまま電話で聞いた。
ご丁寧に受付の男は店の詳細な場所を教えてくれた。
俺は電話を切った。
―思った通り、まだ丘嶋には利用価値がある―
ほくそ笑んで歩を進めた。
池袋西口の繁華街。
懐かしく、やはりブラックコーヒーのように苦い思い出の詰まった街だ。
この街に色々教わった事は今も忘れちゃいない。
今日はこの街に借りを返すつもりだ。
俺はネオンを見上げる。
東京の獣は、今の俺が住む街の獣とは訳が違う。
いつだって大きな口をあけてカモを待っている。
いくつものネオン。
無数の獣が巣食っている。
眠らない獣の餌食に今日も誰かがなっているのだろう。
だが、俺は違う。
今夜は俺が獣を喰らう番だ。
ーキッチリと借りは、倍返しだ!!ー
俺はお最近お気に入りのドラマの台詞を心の中で呟いた。
西一番街そう書かれた通りの一つ隣の通りを歩いた。
さしずめ迷路のように入り組んだ路地。進んで行くと目的の場所はあった。
もちろん表に看板の類は出ていない。周りの景色から受付の言葉と符合する。
どうやらこの場所のようだ。
―ここだ。間違いないっ―
もう一つの最近お気に入りのお笑い芸人の台詞を心の中で呟いた。
受付の男が確か電話で言っていた。地下に降りた先のドアから店に入れと。
薄暗い階段を降りると聞いた通り、ドアがあった。
秘密を守るようにスチール製のドアは硬く閉じられている。俺はゆっくりとドアノブを回した。
鍵は掛かっていない。招かれざる客では無いようだ。
ドアを開ける。
『いらっしゃいませー!』
狭い店内に響き渡る声。声の感じから先程の電話の男に間違いない。
経験がそう告げている。
坊主頭にずんぐりとした体格。
白いシャツに薄いブルーのネクタイ。カウンター越しなのでズボンの色は分からない。恐らく黒か紺だろう。
経験がそう告げていた。
三、四畳のスペースの半分近くを占めるカウンター。簡素な丸椅子が三脚置かれている。
俺は男へと歩み寄った。
ここまできたら完全に腹は決まっている。
俺は受付の男に告げる。
『さっき電話した…』
言いかけると、オーバーリアクションで受付の男は数回頷いた。
『先ほどお電話頂いた丘嶋様ですね?お待ちしておりました。』
まずは相手が一本。先手を取られたが次はそうはいかない。
今度はこちらのターンだ。
もちろん倍返しだ。
俺は言う。
『すぐ遊べるんでゲスね?良い娘はいるんでゲスか?』
矢継ぎ早に続けた。
『それなりに経験のある女の子が良いでゲスね。そういう娘は居るんでゲスか?』
受付に少し話す暇を与えた。
『大丈夫ですよ。今ならあきらちゃん…』
―違う、そいつじゃないっ!―
『それと、しょうちゃん…』
―そいつでもないっ!―
『後は…』
―さぁ何もかもゲロっちまえ―
俺は心の中で吼えた。
『…りょうちゃんですね。』
―ビンゴ!そいつだ―
『三名が只今お待ち時間無しでご案内出来ます。どの女の子が宜しいですか?』
受付が俺の顔色を伺う。
―計画通り―
―ここは計画通りに―
俺は落ち着けるように自分に言い聞かせた。
『100分コースをりょうちゃん指名でゲス』
受付に出来る限り悟られないように、俺は今一度財布の中身を確認した。
―100分コースの料金、駐車場代、帰りのガソリン代、そして指名料金―
俺の行動を遮る様に受付が言った。
『では、100分コースとご指名料金、それと入会金を合わせて…』
思わず心の声がポツリと漏れる。
『―えっ、入会金?―』

―入会金だと?―

―入会金だと?―

―入会金だと?―

―なん…―
―だと?―
受付はあざ笑うかのように言った。
『はい。ご指名料、入会金全て合わせて三万四千円になります』
とんだ不運(バッドラック)と踊っちまった。
WEBページには書いていなかった。
と、思う。
思い起こしてみる。
―女性の画像に気を取られ、注意事項等をしっかりと読んでいなかったかも知れない―
誤算。
良くある事なのかも知れない。
経験がそう告げている。
ここで受付と揉めるつもりはない。
有利に駒を進めなくては。修羅場はいくつも踏んできたつもりだ。
計画を変更するしかない。俺は受付に言った。
『そうだ!やっぱり初めての店だし指名は無しで、お兄さんのお勧めでお任せするでゲス』
危険な橋を渡る事になるかも知れない。
経験がそう告げていた。
依頼を受けた時から覚悟は出来ていた
そこまでしないと社長に借りは返せない。
それほどに大きな借りだ。
そう、初めての風俗を人様に奢ってもらうと言う事とは。
思えば10年程前だった・・・
おっと、思い出に浸れるほど余裕ある状況じゃない。
俺は今の状況を整理した。
―池袋はまだまだ俺に厳しい―
ただ、予想外の事はこれだけとは限らない。
俺は財布を出すよりも先に懐の用心棒を確めた。
―出来れば使いたくは…―
だが計画がここまで大きくずれた今、躊躇などしていられない。
いよいよ用心棒に活躍してもらう時が来たようだ。
やはり、経験が告げている。
そして俺の頭の中のサイレンはもうずっと鳴り続けている。
俺はスタジャンの内ポケットに手を滑らせた。
しっかりと用心棒を握る。
汗ですべらぬようしっかりと握り込む。
そして素早く取り出し、受付の男に向けて言い放った。
『バイブは持ち込みだと無料でゲスか?』
受付はおののいたが…
余談だがおののいたは、おのののかに似ている。
受付は冷静に俺に告げた。
『お客様、バイブのオプションは当店の物も持込も有料で二千円でございます。』
俺は落胆の色を悟られまいと、平静を装いながら言った。
あくまで、ナチュラルに。
『まあ、初めての店でバイブは止めておくでゲス。そもそも女の子の技量を見るにはこちらが受け手に回らなくてはいけないでゲスもんね。性感マッサージはお客が攻められる方で、しっかりと楽しむにはオプションは不要でゲス。うん。そうだ

。オプションは今回は無しにしようでゲス』
俺は受付の男を見た。
―やりきったか?―
表情が読めない。
なかなかのポーカーフェイスだ。
さすが、第一の関門を任されているだけはある。
受付は眉一つ動かさなかったかと思うと、急に笑顔になり言った。
『では、女の子お任せで結構ですね。オプションも無しと言う事でご料金は三万二千円を頂戴致します。よろしいですか?』
つくづく俺は受付の男に関心をした。
―俺がプロなら、こいつもプロフェショナルだ―
俺は商品名《スーパー用心棒君2000ハード‐ウッドグリップコンパクトブラックバージョン‐》という名のバイブを懐にしまった。
そして、財布から相手の提示した取引金額を出しカウンターの上に置いた。
『出来ればでいいでゲスが、金額だけ書かれた領収書を欲しいでゲス。』
領収書。
淡い期待だが、依頼主が対応をしてくれるかもしれない。
この紙切れ一枚で天国にも地獄にもこの世は変わる。
受付の男はやはり笑顔で俺に答えた。
『大変申し訳ありません。ただ今領収書を切らせておりまして、必要ならば女の子が伺う際にお届け致しますが?』
地獄の釜は開きかけていたが、直前で思い留まってくれた様だ。
俺はゆっくりとうなずいて言った。
『では、女の子から領収証を貰うでゲス。この後はホテルで待っていればいいでゲスね?』
受付の男はその言葉を聞くと、カウンターの下から何やら地図を取り出してきた。
ちょうど地図の真ん中あたりの一帯が色が変わっている。
おっと、言い忘れたがもちろん地図はラミネートされてある。
受付の男は色の違うその場所を手で示して言った。
『こちらの辺りですが、場所はお分かりになりますか?』
この男は俺をおのぼりさんか何かと勘違いをしているのだろうか?
―ふっ。池袋のマップは大体頭に入っている。ただし、裏通りに限るがな―
もちろん、示された場所もわかっていた俺は頷いた。
受付の男はさらに続けた。
『では、こちらにあるホテルマハラジャかホテル秘宝館にお入り下さい。込みのプランでご利用頂けるホテルになります。

並んで建っていますので、どちらに入って頂いても結構です。入室されましたらお電話でホテル名と部屋番号をお伝え下さ

い。』
俺は話を聞き終わると、受付を背にして出て行こうとした。
こんな場所は一刻も早くおさらばだとドアノブに手をかけた時だった。
『お客様っ』
―しくじった、背後を取られた―
俺はゆっくりと振り返った。
『女の子が伺うまでにこちらにご記入をお願いします。』
受付の男は一枚の紙切れを渡してきた。
俺はその紙を受け取ると、ポケットに突っ込んだ。
名刺二枚くらいのサイズだろうか?
いや三枚くらいか?
違うな、確かB3サイズとかだったか?
いやそれよりは小さい気がする。
ならばA5か?
違うな?
やはり名刺二枚分か?
―くっそ、とにかく紙だ。面倒くさい大きさの紙だ!―
俺はようやくドアから外に出る事にした。

第6話~俺と207号室~

薄暗い階段を登っていくと、都会の喧騒が俺の耳に飛び込んできた。
俺は地図で示されていたホテルの場所へと急ぎ足で向かった。
煌くネオン。
どれも魅力的な誘い文句が書かれている。
ケモノ達が口をあけて旅人を待っている。
酔っ払いの大学生やサラリーマン。皆、ケモノの餌になるとは露とも分からず美酒に酔いしれているのか。
既に千鳥足の者も居た。
夜という世界に関しては俺も同じ餌だったのかも知れない。
だが、今夜で変わる。
俺は被食者から捕食者へと。
示されていた場所に近づくにつれて、いつの間にか喧騒はスピーカを絞ったように遠のいていた。
ネオンもまばらになり暗がりの通りへ。
示された場所へ曲がる。
そこだけが一際怪しく光るネオン。
ホテルマハラジャが先に見えていた。
アラビア風の宮殿を模した外観。白と恐らくゴールドを基調にしている。
隣にはホテル秘宝館があった。こちらは薄いピンク色をしており、いかにもと言った卑猥さを放っている。
俺はマハラジャに入る事にした。
ホテル前まで着くと、自動ドアをくぐりホテル内へ。
なんの事はない、外観と違い内装は普通のラブホテルとさほど変わりは無かった。
タッチパネル式のホテルでは無く、受付が居るタイプのラブホテルのようだ。
受付カウンターへと進む。
カウンターには目隠しがあり受付の口元しか見えない作りになっている。
だが俺には分かる。年の頃なら五十手前だろうか?
経験がそう告げていた。
―このくらいの女ならまだストライクゾーンだ―
俺は受付の女に部屋利用の旨を伝えた。
女は無言で部屋番号のプラスティックの札がついた鍵をぶっきら棒に渡してきた。
207号室。
プラスティックの札にはそう記されていた。
俺は左を向き、エレベーターと書かれた案内板を見つけてそちらの方に歩いていった。
エレベーターホールに辿り着く。
上向きの三角形のボタンを押す。
すぐさまドアが開く。
俺は颯爽と乗り込むと二階のボタンを押した。モータ音と共にエレベーターが動き出すのを感じた。
いよいよ決戦の舞台へ。
今宵ケモノを喰らい、選ばれた者へと俺は変貌を遂げる。
余談だがエレベーターと選ばれたは似ている。
エレベーターのドアは数秒で開き、新しい世界を俺に覗かせた。
右か、左か?どちらだ?
答えはすぐに出た、207号室は右側と案内板が指し示していた。
俺はエレベーターを出ると207号室へと急いだ。
ドアの上方には部屋番号の書かれたランプが点滅している。
この点滅が何を意味するのか。危険のサインか、当選の歓迎か?この時の俺は知る由も無かった。
俺は受け取った鍵を差し込むとそのまま右へと回す。
“カチャ”
鍵が開いた。
俺はドアをゆっくりと開ける。
『誰かいるのか?』
一応声を掛けてみた。
アンサーは無かった。
どうやら俺の用心深さは当分消えそうにない。
だが、ケモノはいつどこに潜んでいるかは誰にも分からない。このくらいの用心深さがちょうどいい。
俺は室内を軽く見回した。
入って右手にドア。おそらくシャワールームとトイレだろう。他にドアは見当たらない。
テレビとその下に引き出しが三つ、それに冷蔵庫。
テレビの横にはクロゼット。その反対側には二人掛けのソファーとテーブル。全ての作りが至って簡素だが、ベッドだけは違った。
異質を放つベッド。天蓋が取り付けられマハラジャの世界観を思い起こさせる。
ベッドの枕元にはランプ。横には猫足型のサイドテーブルがあった。
俺はとりあえずスタジャンとジップアップを脱いでクロゼットにしまった。
そしてベッドに腰を下ろす。
―そう言えば、男が渡してきた紙…―
俺はポケットから先程の紙を取り出した。細かい文字で《プレイアンケート》と書かれている。
どうやらプレイの希望を書くアンケートのようだ。
一番下には《ご記入後、女の子にお渡し下さい》と書かれてある。
俺はサイドテーブルに置かれたペンを取りアンケートに記入を始めた。

“プレイタイプは?”
ヘルスプレイ、性感プレイ。
俺は性感プレイに丸をつけた。

“どのように攻められたいですか?”
優しく、普通に、激しく。
俺は普通と激しいの間に丸をつけて、下に一文添えた。
(それなりに激しく)と。

“アナルは平気ですか?”
平気、駄目、試したい。
俺は迷わず平気に丸をつけた。
俺は一旦ペンをサイドテーブルに置くとその場で目を瞑った。
過去の記憶が生々しく蘇る。
俺はそのままトリップを楽しむことにした。

第7話~俺と過去~

十九歳、夏。
扇風機の音と息遣いだけが聞こえる。
そこは以前働いていた職場の寮だった。
汗ばむ二人が居る。
俺ともう一人は女だ。
女は俺に卑猥な格好をさせて、俺のアナルへと指を突っ込んでいた。
『ねぇ、簡単に入ったよ。』
今でも鮮明に覚えている。
俺にはそうなるべく素質が備わって居たようだ。
『ねぇ、この乾電池入れてみてもいい?』
『わぁ、乾電池も入るよ』
『ねぇ、どんな感じ?気持ちいい?』
俯瞰で見る俺は恍惚の表情を浮かべている。
『もういいって、もういいって、何か出そう。うんこかも知れない』
俺は無駄な抵抗を試みている。
彼女には通じない。
『すごい勃起してるよ。気持ち良いんでしょう?』
俺は抵抗を続ける。
本当は続けてほしかったのか?俺には分からない。
『本当にうんこが漏れそう。もう止めて』
『大丈夫、何も出ないよ。』
彼女は本当に楽しそうな声をしていた。
フラッシュバック。
彼女の声。
『もう止めよう。』
『私やっと好きな人が出来たの。』
『お願い、終わりにして欲しい。』
『聞いてるの?』
『ゲームのどきどきメモリーに夢中で本当に周りが見えないね』
『恋愛ゲーム一筋ね』
『何がコンプリートよ!』
『何がりょうちゃんを落とせば最後よ!』
『いつまでたっても落とせないじゃない!』
『そういう所が嫌いだった…』
『好きなところも大して無かったけど…』
『そもそも付き合ってないし。』
『じゃあね。バイバイ。』

俺は一筋の汗と共に目を開けた。
現実が飛び込んでくる。
薄暗いホテルの一室。
今すぐブラックコーヒーを飲みたい気分だ。
ただブラックコーヒーなど本当は必要ない。
それよりも苦いリアルが俺の置かれた現状だからだ。
それに…。
そもそもミルクか砂糖のどちらかがないと俺はコーヒーが飲めない。
経験がそう告げていた。
俺はもう一度ペンを取り、アンケートの続きを書き終えるとポケットに突っ込んだ。
携帯を手に取ると【痴女りたい】に電話をした。
先程の受付の男が電話に出る。
俺はホテル名と部屋番号を告げた。
『ホテルマハラジャに入ったでゲス。207号室によろしくでゲス。りょうちゃんがくれば嬉しいでゲス。』
それだけ言うと俺は電話を切った。

第8話~俺と女~

外の気温とは裏腹に、エアコンのせいか室内は暖かかった
体が少し汗ばんできていてシャワーを浴びたい気分だった。
だがそんな時間は残されていない。
俺は煙草に火をつけ煙をくゆらせた。
やけに煙草が旨くない。
俺は数回煙草を吸うと早々に煙草を灰皿に押し付けた。
入り口から音がした。
“コンコン”
どうやら誰か来たようだ。
俺は入り口へと向かった。
深呼吸をしてドアを開けた。
『はじめまして。りょうです。よろしくね』
にこやかに俺に笑みを向ける女。
紛う事なきあの女だ。

りょうだ。

りょうは大きめのキャメルカラーのバックを持っていた。
黒のミドル丈のトレンチコート。
襟元から覗かせた黒のハイネックニット。
赤のチェックのスカートがコートの裾から少しだけ見えている。
小さい目の網タイツに飾り気のない黒のロングブーツ。

―やはり受付の男は紛れも無いプロフェッショナルだ―
俺は心の中であらためて納得するとりょうに挨拶を返した。
『どうも、始めまして。今日はお願いします。』
柄にも無く舞い上がっているのか?
俺の中の丘嶋はすっかり影を潜めていた。
りょうを室内へと促した。
ソファー近くにりょうは荷物を置いてから俺に言った。
『ちょっと緊張してる?』
俺は自分の口元を確認した。
―この俺が笑っている?まさか…な―
俺はりょうに強く言い放った。
『別に!緊張とかしてないですよー。しないっすよ。』
りょうは微笑んだようだった。
『フフッ。ならいいんだけど。あっこれ。』
俺は領収書と書かれた茶封筒をりょうから渡された。
中身は確認する事無く、立ったままテーブルに置いた。
プロフェッショナルを疑うような事を俺はしない。
問題は無い筈だ。
経験がそう告げている。
りょうはコートを脱ぐとクロゼットに向かいコートをハンガーに掛けた。
ソファー脇に立つ俺を余所目にりょうはソファーに腰を掛けた。
『丘嶋くんだっけ、立ってないで隣に座れば?』
俺は言われるがまま無言でりょうの隣に腰を下ろす。
待っていたかのようにりょうが言った。
『アンケートは書いてくれた?』
俺はポケットから先ほど書き終えたばかりのアンケートをりょうに渡した。
りょうはアンケートを熱心に見つめた。
『うんうん、なるほどね。今日は自分の性癖を確かめに来たんだ?』
俺は答えた。
『そうです。自分は自分の性癖がいまいち分からなくて―』
自分でも驚くほど饒舌に俺は作ってきた設定を話した。
設定はこうだった。
自分の性癖を確かめたい男。
色んな店を渡り歩いている男。
今日は初めて性感マッサージに挑戦するから色々試して欲しい。
りょうは俺の話を聞きながら何やら準備に取り掛かっていた。
そして俺の話が終わると同時に準備も終えていたようだった。
りょうが独り言のようにポツリと言った。
『そっか。じゃぁ道具持ってくれば良かったな…』
うつむいて悲しげな表情をしていたのが今でも印象的だ。
俺はりょうに確認をした。
『道具って…もしかして、バイブ?バイブの事?』
またりょうは俺に微笑みかけて言った。
『ふふっ。それも一応あるけど縄とか手錠とか色々持ってるの。この店の前はSM店で働いてたからね。そっちの業界の方が7~8年くらいだから長いの。まだこの店は3年目だからね。』
これにはさすがの俺も面食らった。
今夜はプロフェッショナルの集いだ。
とんだパーティーナイトになりそうな予感がいっそう強くなった。
期待に胸は膨らんだが、あるひとつの疑問が頭をよぎる。
―WEBページには確かに26歳と書かれていた。少なく見積もっても17歳から働いている事になる―
りょうは続けた。
『あっ、でもちゃんと普通の店も3~4年経験あるよ。あーあ、分かってたら道具持ってきたのにな』
そう言って子供っぽく笑ったりょうの瞳には狂気がやどっているようにも感じた。
これは罠なのか?
罠だったのか?
―少なく見積もってSM店に7年、この店に3年、そして別の店で2年、働ける年齢が18歳から、すべてを符合すると答えは30。そう30歳―
―そうか、わかったぞ!!掛け持ちだ。掛け持ちに違いない―
りょうはそんな俺の考えを遮る様にベッドの上に移動をして俺を手招きした。
俺はソファーから立ち上がりベッドへと移動した。
ベッドに座るや否や、りょうが音も立てずに俺に襲いかかってきた。
りょうの手が俺の首元にするりと伸びる。

油断。

大敵。

万事、休す。

りょうの手は首元から、俺の胸へ蛇のように絡みついてきた。
優しくシャツの上から俺のミスタービーンに弧を描くように触れる。
そのままそっと顔を近づけて言った。
『今日はどんな風にされたいの?』
りょうの生温かい、だが心地よい吐息が俺の耳を撫でる。
俺は突然の出来事に戸惑いながらも答えた。
『えっ、えっ、いやっ。色々、なんかして貰えたらって思ってます。』
りょうの顔は見えなくても魔性の微笑が脳裏に映る。
経験がそう告げた。
『可愛いわね。じゃあ色々しようね。』
そう言いながらりょうは俺のシャツのボタンに手を掛ける。
一つ一つ上から順番にボタンという名のカップルを、事も無げに別れさせていく。
りょうの馴れた手つきにはどんな結婚相談所だって太刀打ち出来ない。
ボタン達はプレイ終了まで離れ離れだ。
そしてあれよと言う間に俺のシャツが完全にはだける。
りょうが優しく俺に問いかける。
『気持ち良い?』
俺はもちろんしっかりとその言葉に答えてやる。
『は、はひぃいい』
このままでは完全にりょうと言う名の巨大な陰謀に飲み込まれちまいそうだ。
だが、俺にはまだヒートテックと言う牙城が残されている。
ここからが真の意味でりょうのお手並みを拝見といこう。
りょうの手は休む事無く、それでいてゆっくりと俺の体の感触を、温度を楽しんでいる。
そしてズボンのボタンにも手を掛ける。
ジーンズのボタン。
それはシャツのようにおいそれとはいかないはずだ。
経験が俺にそう告げてくれる。
リベットボタンと呼ばれる真鍮製の鎧を着たナイトが俺の正門を警護しているはずだ。
しかしおかしい。
ズボンにはベルトが付き物のはず?

■説明しよう!!
白川は急いで家を出た為、いつもならば絶対にしているベルトをしていなかったのだ!!

―そうか、そう言う事だったのか!―
話は戻る。
りょうは俺が脳内で一人会話を楽しんでいる間に、すでにナイトを打ち負かしていた様だった。
そしてもう一度耳元で囁く。
『ふふっ。少し大きくなってるね』
甘い、甘すぎる。
ちょろい、ちょろ過ぎる。
これだから女は。
女ってやつは。
りょうはここに来てから今まで、俺をリードして来たつもりだろうがそうはイカの金玉だった。
りょうはひとつ大きなミスを犯した。
いや読み間違いとも言うべきか。
この時おれの自身の生用心棒はすでに怒り、そして猛り狂っていた。
そう、完全にフル勃起だった。
そしてそうはイカの金玉だけに、イカ臭い生用心棒の汗も噴出し始めていた。
そう、カウパーだ。
経験だけがそう告げていた。
りょうの攻めはさらに激しさを増す。
俺は両手をあげるように促される。
―こいつ!シャツやズボンのボタンだけじゃ飽き足らずにヒートテックまでその手に掛けて殺めるつもりか!―
だが俺はあえて相手の策略に従う。
素直に両手を上げた。
スルスルとシャツは、りょうの手によって俺の腹、胸、腕を伝ってまくし上げられていく。
しかし顔を覆うほどにたくし上げられた時に事件は起こった。
突然の停止。
りょうは急にヒートテックを脱がすのを止めた。
『見えないのって興奮するでしょ?』
そう言って、なんと自分の舌で汗ばんだ俺の背中を愛撫し始めたのだ。
―チッ!ここで視界に加え、両手の自由まで奪われるとは。俺もとうとうヤキが回ったか?―
なおもりょうの猛攻は続く。
『くすぐったい?』
そう言いながらもりょうは腰あたりから首筋まで丹念に俺の背中を舐め上げていく。
『いや、あっ、あっ、気持ちいいです。』
りょうの攻めが止むことは決してない。
彼女の攻めが雨ならば、世界中の飢饉問題、干ばつは全て解決されるだろう。
『乳首も気持ちいい?』
ここまでくれば…えーいままよ。
経験が告げる。
俺は流れに身を任せる。
『ハイ。』
良い返事だ。
ピッカピカの一年生にも決して負けてはいないつもりだ。
りょうは左手で俺のヒートテックを使い自由を奪いつつ、回り込むように俺の乳首を舐める。
チロチロ。チロチロ。
まるでそんな音が聞こえそうなほどに。
レロレロレロレロレロレロレロレロレロレロ。と、漫画や文章ならこう描くべき高速の舌遣いを織り交ぜる。
何分かその攻めは続いたのだろうか?
あっと言う間でもあり、永遠にも感じる時間。
見えている俺の上半身は全てりょうの唾液で大海に変わっていた気がした。
りょうはようやく脱がせかけたヒートテックを俺の体から切り離した。
―しばしのお別れだ、ヒートテック。なーに、またどこかで会えるさ―
俺が別れの余韻に浸っている間にりょうはいつの間にか黒のハイネックニットを脱いでいた。
格闘技ならバックを取られたら終わりだ。
それはこのウインナースポーツとて同じ事が言える。
りょうは俺をその場に立たせる。
すでに正門は開いている。
今の彼女なら城内に侵入することは容易いだろう。
ただ、最後の近衛兵がいる。
そうチャックだ。
チャックと言っても外国人の名前ではない。ジッパーの事だ。
しかしそのチャックをりょうが下ろした。
おれのズボンはいとも簡単に、彼女が手を下すまでもなく。
立ち上がった瞬間に無残にも床へとずり落ちた。
いよいよ俺は下着一丁。
そう、大事なものは必ず守る。
仲間の死で涙に濡れたCalvin Kleinだけが俺を守ってくれていた。
ベッドから立ち上がった俺に、Calvin Kleinに待ち構えていたさらに過酷な運命。

第9話~俺とプロフェッショナル~

それほどの罪を、俺はCalvin Kleinは追うのか?
自問。

否、そんなはずはない。
自答。

都合の良い自分への言い訳だった。
りょうの手は相変わらず休まる事は決してなかった。
取り付かれたように、優しく時に激しく。
舌を使い、手を使い、そして恐らくは腰をくねらせ全身を使い。
そして俺に背後から語りかける。
『自分でパンツを脱いで。ゆっくり下ろしてね。』
俺に何もかもを捨て去れとこの女は言う。
夜。
孤独。
それだけで俺は何もかもを失ったと思っていた。
経験が告げて教えてくれた。
しかしりょうは違った。
彼女だけは違ったのかも知れない。
俺自身も知りえない、隠された感情を見つけ出しては彼女は捨て去れと言う。
すでに俺は、依頼を受けてしまった事に後悔を感じ始めていた。
つくづく自分の性格が嫌になる。
人に借りを作らず、常に優位に。回収する側へ。
だが実際はどうだろうか?俺には分からない。
考えるのを諦める。
俺は自分の下着に手を掛けた。
その瞬間。
ふと俺が振り返った、その時。
りょうはおもむろに自分の背へと手を回すと、上半身唯一の守り。
俺に立ち塞がる連なる火山を、溶岩を自らの手で取り去った。
そこには二峰の雪山が姿を現す。
露になる乳房。
たゆん、たゆん。
十八禁の卑猥な漫画であればこう表現される擬音。
ルージュのように赤い乳頭。
立っている。
彼女も、りょうも俺と同じだった。
程好い大きさで、赤ん坊に独占はさせられないほどにしゃぶりつきたくなる。
そして形の良い、大きな。
大きな胸。
これが胸。
これぞ胸。
これこそが女の胸。
“夢の女”を思い起こされる。
―ここでも俺は遅れを取るのか?―
俺は手にかけたCalvin Kleinを素早くずり下ろした。
足を使い、完全な俺へと。
りょうはそっと俺の前へ回り、IKEAのバスタオルより癒しをあたえるかのように俺を抱きしめる。
かと思うと離れる。
俺のミスタービーンと自分のミスビーンをお見合いさせる。
掴まれた二の腕から、りょうの手の温度が伝わる。
さようならの様にりょうは後ろを向く。
そしてホックを外してスカートを床に落とす。
AでもないZでもない。
無論HではあるがHではない。
俺は確かに見た。
尻を、尻を、尻を!
見間違える筈がない。
彼女はアルファベット部隊二十番目の刺客。
そう…。
Tバックを着用していた。
その極小布面積しかないブラジャーとお揃いの赤のTバックを履いていた。
尻ホッペが完全に露出されていた。
無防備な尻ホッペを俺の、俺の、事もあろうか俺の生用心棒に押し付ける。
冷やりと、冷たい感触が股間に伝わる。
しっとりと濡れているかのように錯覚する。
いや、濡れているのは生用心棒の汗のせいだった。
今更だが、経験がそう告げていた。
彼女は俺を弄んだ。
いや、俺と呼ぶべきか?
理性とは裏腹に蠢く俺自身のケモノ。
生用心棒。
略してNY。
NYを尻で、時にはしゃがみこんで胸で。
そして手で。手は休まる事無く必ずどこかに触れる。
ミスタービーンを。
背中を太ももを腕を。
ミスタービーンズを。
多くの場合はミスタービーンズを。
そして多くの場合は尻で、尻でNYを弄ぶ。
だが、永遠を感じる事は出来ない。
りょうは飽きたように、突然動きを止める。
吐息の漏れる声で俺に言った。
『こっち…』
りょうは俺の手を掴むとバスルームへと向かった。
バスルームには入らず、脱衣所辺りで立ち止まるりょう。
そして俺の後ろへと回り込む。
弄ぶ。
そしてまた弄ぶ。
知らなかった。
知らなかったんだ。
洗面所にあんな大きな鏡があるなんて。
いや、知っていたよ。
確かに知っていた。
だが、忘れてた。
忘れていたよ。
経験が教えてくれない時もある。
鏡は彼女の味方だ。
俺に屈辱を与える為だけだ。
『どう、見えてるよ。恥ずかしいね?』
大きな鏡に映る小さな俺のNY。
まざまざと見せ付けられる。
惨い。
惨すぎるその光景に俺は思わず目を背ける。
何故かは分からない、願いが通じたのか?
すかさずりょうは俺との位置を変えた。
優しさ?彼女にもまだ残っていた人間の心。
今更そんな事はどうでも良かった。
いつの間にか置かれていた洗面台の薬品。
見覚えがある。
これは…ローション。
気づけば蛇口からお湯まで出ていたようだ。
湯気が立ち上っている。
恐らくはりょうの仕業だろう。
俺の目を盗んでこの程度の動作、彼女には目を瞑っても出来る造作もない事。
だが実際、目を瞑っていたのはほとんど俺だった。
りょうは俺を洗面台に押し付ける。
この時の俺に抵抗する力は殆ど残っていなかった。
陶器で出来た無機質な洗面台の白い冷たさが俺を冷静にさせる。
俺はりょうと洗面台の間に囚われる。囚人でもこの刑罰は御免こうむるだろう。
“プシュッ”
聞き覚えのある音が耳に入る。
―マヨネーズだ!そうだマヨネーズを出す時に空気が入っていてそれが出た時の音だ!―
経験が告げる。
どうやらりょうは、ローションと言う名のポイズンをとうとう俺に使うらしい。
俺は心の中で決意した。
すでに生用心棒はぬるぬるだ。
今さらどうと言う事はない。
受けて立つ。
りょうは手に取ったローションを何やらタッパーウェアのような容器の中でお湯と混ぜ始めた。
ローションの滑らかさが彼女の指で疾走する。生き物のようにネバネバと、持ち上げた手から落ちる。
『はうぅううううううう』
何が起こったのか、一瞬分からなかった。
事もあろうに、りょうは俺のNYへローションを垂らしたのだ。
そして高速で動かされる指先。
胴体から頭へ、そしてまた胴体へ。
頭、胴体、頭、頭、頭、胴体。
りょうが問う。
『どぉう?気持ちいい?』
胴体、頭、頭、頭、頭頂部、そして頭。
『気持ちいいですっ!気持ちいいですぅううううう!』
攻めはすでに生用心棒だけでなく、全身に広がりを見せ始めている。このままここで俺は殺られるのか?
果てるのか?
彼女の攻めが最高潮かと思われた時、またも指は舌は動きを止める。
りょうがあの無邪気な笑顔を見せる。
『じゃあ、シャワー浴びよっか?』
―えぇぇえーーーー!!―
―ちょっと待って下さいよ!ちょっと待って下さいよ!―
―これで終わりですか?こんだけで終わりですか?―
俺の幻想はすぐに打ち砕かれることになる。
りょうはTバックを脱ぐとシャワールームに入った。
そして彼女は武器をローションからボディーソープへと持ち替えた。
俺への拷問は心配を他所に変わらず続いていた。
驚いた事に、いつの間にか浴槽には湯が張られていた。
ボディーソープで俺の体を念入りに弄びながら洗う彼女。
シャワーで体を洗い流すのも早々に、黒く濁った液体を俺に差し出す。
一息入れろという意味なのだろうか?
プラスティックのコップに入った液体はまさしくコーヒーのそれと同じく黒い色。
俺は毒を食らわば皿までとばかりにそのコップを受け取る。
そっと口元に近づける。
この匂い。
遠いあの日を思い出す。
大学生のあの頃、いや大学にはそもそも行っていない。
高校生のあの頃、そもそも高校も中退だ。
もっと前、年端も行かないガキの頃だ。
―そうか!これはイソジンだ!―
俺はイソジンを口に含みうがいをした。
プロフェッショナルにはプロフェッショナルの流儀が、ルールがある。
それだけはおかしちゃいけない領域だ。
いやテリトリーだ。言い方的にはそちらの方が格好良い。
彼女に空になったコップを渡すと彼女もうがいをした。
―やはり彼女がプロフェッショナルであると言う事実は動かない―
彼女は簡単に自分の体を綺麗にすると浴槽へと浸かった。
なみなみと入ったお湯が浴槽からお湯があふれ出す。

そう言えば…
昔、アルキメデスは王に黄金で作られた王冠が真に黄金だけで作られたかどうかを確かめろと命じたらしい。アルキメデスは考えた。もちろん冠を溶かしたりすれば簡単に分かることだが、素晴らしい細工の施された王冠を壊す訳にはいかない。アルキメデスは考え疲れ果てた。そして疲れを取ろうと湯に浸かった。自分が入る事によって溢れ出す湯を見て、王冠が純金であるかどうかを調べる方法を発見した。嬉しさのあまり、浴槽から飛び出して外に出てこう叫んだそうだ。
『ヘウレーカ!ヘウレーカ!』と。
昔のギリシャ語で、見つけたや発見したと言う意味らしい。

余談が過ぎた。
はっきり言おう。長すぎた。
風呂場で出来事は割愛するが、俺は風呂場でフェラを数秒された。
思い返せば、後にも先にもりょうにフェラをされたのはその数秒だけだった。
結局それが俺と彼女の関係を示していたのかも知れない。
俺とりょうはシャワールームを出るとベッドへと移動した。

第10話~俺とりょう~

りょうは俺から思考力を奪う事に長けていた。
手を止めても雰囲気だけはしっかりと残す。
俺が快楽に溺死するのも、時間の問題だった。
最早俺に抵抗する術もない。
だが、諦めた訳では無かった。
―最後の最後、ラストチャンスを待つ―
りょうは俺をベッドに優しく寝かしつけた。
足の指から踝、脹脛、膝、太腿。
腰に周り、腹、脇腹、胸、脇、そして腕。
指、首筋へと丹念に丹念に舐め攻める。
そして俺に言う。
『少しだけ待ってね』
“ガサゴソ”と音がする。
一応言っておくが、実際に“ガサゴソ”という音がした訳ではない。
わかりやすいように“ガサゴソ”と言っているだけだ。
実際には“シャワワフェルン”的な音だった。と思う。
とにかく音がした後、さらに別の音が聞こえる。
“パチン”
これは実際の音にかなり近いので説明は不要だ。
後でわかった事だが、どうやらりょうはこの時黒の薄いゴム手袋を着用したらしい。
そしてまた俺を攻める。
今度は丹念に全身と言うよりは、下半身を重点的に攻めているようだった。
俺と言う城にはもう援軍も作戦も、弾薬も食料も残されていない。
りょうは舌は使うが、決して股間に舌が触れる事は無かった。
やはり手はどこかに触れ続けていたが、不意にその手が俺の足首を掴む。
そして上へ、俺の上半身の方へと押し上げる。
なんとなく勘が働く。
俺は押し上げられた足、足首を自分の手で掴んだ。
その時だった。
『ふふふっ。入るかな。』
あらかじめローションで湿らされていたのか、ヌルリとした感触を尻穴に感じた。
『あっつ。』
俺は声を漏らした。
強めの口調でりょうが言う。
『ほらぁ、入ったよ。』
そう言ってズブリズブリと指を尻穴の奥へと押し込む。
『気持ちいいんでしょ?ほら?気持ちいい?』
りょうの口調が恐ろしい程に変わる。
『はいぃいいいいいいい』
俺は返事をするのに精一杯だ。
あの時と、あの時と同じだ。
乾電池。そう、あの夏の乾電池と同じだ。
りょうの攻めが甘くなる事はない。
短い経験だが、そう告げられる。
『ほらぁ、すごい入るよぉ』
そう言っては指先をこまめに動かして出し入れする。
さらに左手?右手?この際どちらでも良い。
余った方の手を使い、NYの頭部。つまりは亀頭を指先で触る。いや触る何て生易しいものではなかった。
高速のその動きは恐らくは目にも止まらぬ速さに違いない。
そう思いたかった。
そうでなければこの快楽はどこから来る?

『あっ田kgksjgtsgkdsj;おいwrえgdふぁーーー』

『気持、き、気持ちいいですぅううううう』

『いっいっだsdfがじゃkfdまfじゃえおlm、fvぁ』

『いぎっいぎそうですぅううううふぁsfねfrげwrgtds』

言葉にならない音が空しくマハラジャの207号室に響く。
混乱と快楽、非日常の入り口を開かれた俺の脳は忘却へ。
りょうが強い口調で俺に激を飛ばす。
『情けない事言ってんじゃないよ!!誰が勝手に発射(い)って良いって言った?』
駄目だ、最早彼女は完全に悪鬼と成り果てた。
俺は必死に、最後の力を振り絞り抵抗を試みる。
『ひへぇぇええええええ。もう、もう駄目ですぅううううう』
俺の言葉は虚しく空を舞う。
なおも高速の手は両手も動きを止めない。
止めないどころか速度が増しているようにも感じる。
尻穴ズポリ、指ピクピク、亀頭もシャアー♪
尻穴ズポリ、指ピクピク、亀頭もシャアー♪
尻穴ズポリ、指ピクピク、亀頭もシャアー♪
その動きは小室哲也のように目まぐるしく動く。
NYならぬTK。
俺と言うキーボードを巧みに操り、音を無理やり奏でさせる。
『ほらほら気持ちいいんでしょ!返事は!!』
さらなる強い口調。りょうは最早怒鳴っているようだった。
『いいです。いいです。発射(イ)かせて下さい。発射(イ)かせて下さい。』
もう、従うしかない。
俺は奴隷だ。
底辺だ。
負け犬だ。
りょうが怒鳴る。
『駄目っつってんだろ!!!』
『ほら名前言ってみな、名前!!』
『自分の名前叫んでみろよ!!』
強すぎる口調に俺はふと、ほんの一瞬だが我に返える。
『おがっおごっ』
『おがっ、おがっ、丘、丘、丘嶋でゲスぅううううううううう。』
もう大丈夫だ。
可笑しくなりそうな頭を順番に整理する。
―どうしてこうなった?どうしてこんな事に―
りょうがそれを分かったかのように攻める手を緩める。
緩急をつける様に、優しく言う。
『ほらぁ、どう気持ちいいでしょ?』
百七十キロの剛速球の後に九十キロのスローボールじゃさすがスラッガーも空振りしちまう。
俺は手堅くバントの構えで様子を伺った。
『そろそろ発射(イ)っていいでしょうか?』
顔色など伺う暇は無い。そもそも一度も目を開けていない。
りょうは言う。
『駄目よ。まだ発射(イ)かせないんだから』
そしてまた速度を速める。ここにネズミ捕りは居ない。オービスも彼女を取り締まれない。
俺は言う。
『いがっ、発射(イ)かせて下さい。』
増すスピード。
怒鳴るりょう。
『まだよ。まだ駄目。』
懇願。
俺は再度言う。
『いがっ、発射(イ)かせて下さい。』
りょうは答える。求めていない言葉を。
『まだよ。まだ駄目。』
『いがっ、発射(イ)かせて下さい。』
『まだよ。まだ駄目。』
なおも増すスピード。
『いがっ、発射(イ)かせて下さい。』
『まだよ。まだ駄目。』
『いがっ、発射(イ)かせて下さい。』
さらに激しく。
『まだよ。まだ駄目。』
『いがっ、いがっ発射(イ)かせて下さい。』
増すスピード。
『お願いしまぅううううううう。イガっいがっいがぜでぇええええええええええ』
果てそうだった。
俺は死ぬのか?
そう考えたその時だった。
『仕方ないなぁ、じゃぁ発射(イ)っていいよ』
耳を疑った。
この戦いの終わりはもう近い・・・

最終話~俺とりょう様~

歓喜。
歓喜が全身を駆け巡る。
体中の血肉が沸き踊るようだった。
りょう様のお許しが出たのだ。
りょう様の指先のスピードは最高潮にまで達していた。
俺のニューヨークがりょう様と言うテロに合い、米軍出動までは時間の問題だった。
激しい手、指先の動き。
俺のNYはりょう様のTKテクニックで16ビートに達していた。
否!!
32ビートすらも上回っていただろう。
尻穴ズポ指ピク亀頭シャッ尻穴ズポ指ピク亀頭シャッ尻穴ズポ指ピク亀頭シャッ!!
尻穴ズポ指ピク亀頭シャッ尻穴ズポ指ピク亀頭シャッ尻穴ズポ指ピク亀頭シャッ!!
尻穴ズポ指ピク亀頭シャッ尻穴ズポ指ピク亀頭シャッ尻穴ズポ指ピク亀頭シャッ!!
『もう、もお、いぎっいぎfdsdjfkrさgf』
『いぎっ!!いぎそうです!!』
りょう様は本当に俺を発射(イ)かそうとしてくれているのだろうか?
加速は増すばかり。
しかし運命を握るりょう様はいたずらっぽく笑った。ように見えてこう言い放った。
『ふふふっ。やっぱり発射(イ)っちゃ駄目ぇ』
不可。
理解不可。
何故。
理解不可。
不可思議。
摩訶不思議。
―何故?何故?何故?何故?何故?―
『もう、もうぅうううう』
音速。
いや、光速ほどに感じられるりょう様の手の動き。
発射(イ)かせないのなら何故こんな動きを?
『駄目ですっ。駄目ですっうううわぁあらrふぁskrjfごいsdfjvglksdjfhljwhdekuahwbesfdakjsdfnaskjdfhnasjkd;fasdkfspdfks;ldfcmわぁあああああああああああああああああああああーーーーーーーーーーーーー』
『駄目っていってるでしょ』
『いぎっいぎっいぎっまっす。いぎます。出るぅ。出るくううううううううううううううううううううわぁあああああああああああああああああああ出るうううううううううううううううーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー』

 

 

 

 

 

 

 

俺は遂に果てた。
果てていた。
どのくらいの時が経ったのか?
静寂の中、聞こえるのは我に返った俺の荒い息遣いだけだった。
―りょう様は?りょう様はどこに?―
上半身を起こすとりょう様は変わらずそこに居た。
俺はりょう様に言った。
『申し訳ありません。勝手に発射(イ)って出してしまいましたぁ!!』
天使の微笑みでりょう様は俺に言った。
『何が出たの?見てみなよ』
りょう様は俺のNYへと視線を落とした。
俺も自身のNYを見る。
そこには信じられない光景があった。
何も出ちゃいなかった。
だらしなくうなだれるNY。
涎のよの字も出ていない。
りょう様の乾いた心のようにNYは乾いていた。
もう誰も守る事なんて出来やしない生用心棒。
『―これは…?―』
思わず心の声が漏れた。
りょう様が言った。
『ドライオーガズム的なもんじゃない?』
俺は急に恥ずかしくなって、照れ笑いをした。
りょう様は最後に教えてくれた。
俺の秘密を。
『丘嶋くんって、Mの才能あるよ。』
俺はもう一度笑ってりょう様に答えた。
『そうでゲスか?』

エピローグ~俺とおふくろ~

もう春が芽吹き始めている。
太陽と鬼ごっこもたまには悪くない。
今日は休みだ。月とはまた夜にでも会えばいい。
柔らかな光が俺を包み込んでくれる。
街は暖かくなるにつれ冬とは違った様相を見せてくれる。
俺は【痴女りたい】での一件をあらためて思い返していた。
依頼主である星社長にはすでに先日レポートにまとめて報告を終えていた。
俺はパソコンのモニター見つめる。
“夢の女”がそこには居た。
ドキドキメモリーのキャラクターりょうちゃんのモデルになったグラビアアイドル。
いくつかの操作をこなしてそのデスクトップ画像を消去する。
名残惜しさはない、と言えば嘘になる。
苦い思い出が甘くなる事はない。
そう、経験がいつも俺にそう告げる。
俺は新たな女の写真をデスクトップ画像に設定する。
その女は赤いTバックをはいていた。
顔はモザイクで良くわからないが、魅力的に見えた。
―フッ、今考えるとあの店の修正は惨い―
それでもいい。
俺は妙に納得をしてパソコンの電源を落とした。
丘嶋にはなんとなく、後日ブラックコーヒーをご馳走した。
糖尿の疑いがある事は知っていた。
社長への借りも返した。
依頼者からの信頼は守れたつもりだ。
ふと携帯を見る。
俺はそれを手に取る。
久しぶりの番号を呼び出しプッシュする。

『もしもし、お袋か?俺…だけど。今度連休取れたら帰るから。』

終わり

【男の中二病】

どうも【男の読み物】です。
中二病ってご存知ですか?
言葉とは不思議なもので時の流れと共にその意味合いが変わったりします。
元々中二病というのはタレントの伊集院光さんのラジオ番組の1コーナーより端を発した言葉になります。
当初は思春期の独特の考えの事を中二病と言ったようですが、現在では意味合いが細かく広義に捉えられているようです。
例ですが、社会や大人に対する反抗・好みがマイナー寄り、ファンタジーや超能力等の特別な力、の辺りに落ち着いているような気がします。
ざっくりまとめると他人とは違う自分を格好良いと思っている感じでしょうか。
派生した言葉に小二病(小四病)、高二病、大二病などがあるようです。
意味合いは割愛しますのでご自身でお調べ下さい。

さて、話を戻します。
皆さんはいかがでしょうか?
中二病にかかっていませんか?
先に申し上げますと私は完全に中二病です。
人とは違う自分を常に渇望しているように思います。
実際私だけではなく男は基本中二病の部分を持っているのではないでしょうか?

人と違う、自分。
特別な自分。

こと日本においては、殆ど右へ倣えの人が多く昔から無個性だと騒がれている気がします。
もちろん平穏で人と違わない自分を望んでいる部分は私にもあります。
皆さんもある部分ではそうだと思います。
ですが、ある部分では“他の奴とは違う”を望んでいるのではないでしょうか?

例えば仕事。
言うまでもなく他人(ライバル)より能力を高く優れている自分を皆さん見せられるように努力をしているかと思います。それこそ就業時間から画期的なアイデアまで。
例えば恋愛。
そこいらの男とは違う真面目で頼りになる優しい男、過去の彼氏と比べても全体的に勝っている“俺”を演出しているかと思います。

いかがですか?
頷ける部分もあるのではないでしょうか?

最後になりましたが、私は残念ながら重度の中二病なので、今でも実は自分に超能力(特別な能力)が有ると思っています。

【男のお金】

どうも【男の読み物】です。

世の中で一番大事なのは愛なのかお金なのか?
なかなか頭を悩ますテーマです。
お金で幸せは買えないと申します。
それはあくまで全ての幸せの事であり買える幸せがあるのもまた事実。
人の気持ちも同じく買えないと申しますが、お金で変わっていく気持ちもあります。

あるカップルがいるとします。
貧しくとも幸せでお互い真に愛し合っています。
互いを裏切るような事もなく、そしてお金の重要さも理解しているとします。
そんなカップルに大金を与えたら不幸になるのか?
裏切らず、真に愛し合っている前提であればさらに幸せになるのではないのかと私は思います。
お金は万能ではありませんが、有能ではあります。
良いか悪いかは使用者(人間)次第といったところでしょうか?

最近見かけたネットニュースにこういった事が書いてありました。
全世界の人間を所得で上位と下位に分けるとします。
今、世界の人口は72~3億人以上いるそうです。
その中の所得下位36億人の資産に所得上位62名の資産が匹敵するそうです。
その金額が約206兆円にもなるそうです。
上位62名を206兆円で割ると1人辺りの資産が3兆3千億円以上、下位一人当たりの資産が5万7千円程度だそうです。
とんでもない驚愕の数字です。
どうやら世界の貧富格差はどんどん広がっています。
もちろん各国の物価の違い、先進国・発展途上国との違いがあります。
上位62名の中には有名なマイクロソフトのビルゲイツやフェイスブックのマークザッカーバーグなんかも名を連ねているます。日本からはファーストリーディング(ユニクロ)の柳井正が入っているそうです。

もちろん私もお金は大好きです。
でも一言言いたい。
『そんなにお金いる?』
言うのはただですよね?

人生約80年と考えて1年で412億5千万円
1年365日で1日1億1千3百万円
1日24時間で1時間470万円
1時間60分で1分7万8千円
下位グループの資産は上位62名がこの先一切の所得なく1分に使用しても80年暮らしていける額にも届きません。
さらに
1分60秒で1秒で1千3百円
日本でも1,300円はアルバイトのそこそこの時給です。

贅沢は言いません、1週間分の約7.9億円を私に下さいませんか?
ありがとうの言葉を返します。

途方もないお金の話ばかりしても興味深いですが仕方がありませんね。

さあお金を稼ぐ為にデリヘルの仕事しようっと。
日本は世界的にも裕福な国になります。
日本人の大多数の方は上位グループに入ると思います。

【男のあるある】

どうも男の読み物です。

お笑い番組なんかを見ていますと、よく“あるあるネタ”なんてのを耳にします。
一応説明をしますと、
思わず『あるある』『わかるそれ!』と思わせるような事を言って共感を得て笑いを誘うものですね。
なんだか難しい説明になってしまいました。

百聞は一見にしかずと申しますので、実際にやってみようかと思います。

【男性の性】に関して“あるある”を言いたいと思います。
特に40代前後の方に頷いて頂ければ幸いです。
遠い昔、若かりし頃を思い出してご覧下さい。

■屋外で濡れたエロ本を発見したら、雨に濡れない場所に移動させて、乾いて読めるようになるまで保管する。
補足:次言った時は誰かに盗られている。

■女性の陰部がインクにより黒く塗りつぶされているのを除光液等で消して見ようとする。
補足:もちろん見れない。

■エロ本の自販機は内容よりも買う事が重要である。
補足:マジックミラーのようなもので覆われていて、中身が見えない。
さらに恥ずかしいので急いでいる為中身はイチかバチのギャンブルなる。

■初めて友達に借りたエロビデオは既にテープが擦り切れてノイズが凄い。
補足:ツメ、折られてます。

■始めて見た無修正のエロビデオは8割方、洋ピンだ。
補足:日本の物は高値で貸し借りされていました。

■エロ本はグラビア(写真)派か、漫画派に分かれます。
補足:グラビア派はさらに、ヌードモロ出し派か芸能人系隠し派に分かれます。
そして漫画派は劇画派とアニメ調の絵派に分かれます。

■実際はオナニーをした事がないくせに、やたら人に『お前シコってる?』と聞いてくる奴と、既にやっており多くを語らない奴に分かれます。
補足:した事がない奴に限って、やたら女子に聞こえるように聞いてきます。

■友達を呼んでエロビデオの鑑賞会をすると、必ず誰かが借りて帰ります。
補足:その日のうちに使います。

■トイレに書いてあるヤリマンと書かれた電話番号に電話してみる。
補足:繋がりません。

■落書きは基本、女性の陰部マーク。
補足:関西ではオメ○マーク、関東ではオマン○マークと言います。

■スカートめくりはいつからか遊びから戦いに変わる。
補足:戦いに変わる時、それは目覚めの時。

以上です。

【男のルールとマナー】

どうも【男の読み物】です。

今回のテーマは【男のルールとマナー】と題して。
【男の遊び方】より、もう少し掘り下げた内容をお送り致します。
頑張ってディープなものに仕立て上げたいと思います。

【男のルールとマナー】に関して、ズバリ簡潔にご説明します。
ここで言うルールとマナーとはデリヘルで遊ぶにあたって
守って頂きたい、心がけて頂きたい事を書き連ねます。
少々辛辣な内容もありますがご容赦下さい。
逆にそんな事はないと感じられる方がいらっしゃれば
実にスマート、女の子に好かれている可能性が極めて高いです。

◆会話のルールとマナー
女の子とのファーストコンタクトからルールとマナーです。
まず初めてにルールはご存知かもしれませんがおさらいです。
女の子の本名を聞いたり、連絡先を聞くのはルール違反です。
バレなければ大丈夫と思ってるのは大間違いで、案外お店にバレてます。
女の子がしっかりと断っている為、あえて泳がせているパターンもあります。
またマナーですが、暴言を吐かない。
身体的な誹謗中傷。脅しににた口調や強要にも気をつけて下さい。
全て受け取る側の捉え方にになります。
また、他の女の子の話です。
ヤキモチを妬かせるような言葉は良いかと思いますが、ただ単に話すのであれば控えた方が良いでしょう。
難しいラインかもしれませんが、気持ち良くサービスを受けて頂ける様に努めて頂ければと思います。
もちろん女の子にもお客様が気持ち良く会話出来るように、内容や表情に気をつける様に日々厳しく指導はしております。
もし、無愛想な女の子や自己中心的なつまらない会話しかしない女の子がいればどんどんクレームのご連絡を入れて下さい
真摯に受け止め、教育に努めて参ります。

◆基本プレイのルールとマナー
より良い基本プレイを受けるために、その為のマナーであり時にルールであります。
・キス
まずプレイに入って、初めの性的な意味合いでの接触になります。
ここではまずマナーについて。
ズバリ口臭に気をつけて下さい。歯磨きや、女の子に渡されるうがい役をしっかりと行う事。
またお酒やニンニク等の臭いのきつい飲食も気をつけて下さい。
あとはあまり長い時間キスだけを求め過ぎるのも控えた方が良いとは思います。
より素晴らしいキスを行う為に一度お考え下さい。

・全身リップ
わかりやすく手足の指の爪を切っておく。
汚れの目立つ部位が自分で分かっていれば、指摘して頂ければ女の子がしっかりと洗ってくれると思います。
実際のプレイ中に、特に攻めてもらいたいような部位があれば
勇気をだして女の子に言って下さい。

・フェラ(玉なめ)
言うまでもなく股間は特にマナーにとお気をつけ下さい。
まず洗体を行うのは女の子になります。ですが股間などは特に
『洗っても臭いがとれなくて今のお客様凄く臭かったです』
なんてたまに耳に入ります。
当店では真性包茎の方は衛生上の問題でゴムフェラとさせて頂いてますが、
仮性方形の方は俗に言う“チンカス”にお気をつけ下さい。
心配であれば自分でもしっかりと洗っておく。
そしてルールとして頭を押さえつけるのも決して褒められた行為じゃありませんよね?
乱暴者のジャイ〇ンはドラえ〇んのでも嫌われています。
女性より男性の力が強いのは真理も同然です。
男と言うのは力を誇示するのではなく、優しさを見せる事が格好いいのではないでしょうか?

・スマタ
まずはルールから。
自身の股間を持って、女の子の股間にぐりぐりと押し付ける。
この行為は当店ではスマタであると認めていません。
お気をつけ下さい。あわ良くば挿入してやろうとの考えから来る行動であると認識しています。
女の子も嫌がっておりますのでお気をつけ下さい。
そしてもちろん挿入自体が禁止行為です。
ほぼ最大限に嫌がられます。
もし実際に挿入されるような事があると合意の上ではないので強姦罪とも成りえます

いくつかのルールとマナーをご紹介致しました。ここに書かれていることが全てではありませんが、しっかりと守って頂くと女の子のサービスもより良いものになるかと思います。

それでは今回はこの辺で失礼致します。

【男の料理】

どうも、男の読み物です。
今回は少しテーマを変えてみようかと思います。
通常タイトルの【男の料理】と言えば豪快で大きな鍋で作るような物を連想しがちなのですが、ここで言う【男の料理】とはお手軽に時間のない一人暮らしの方でも安く簡単に出来る料理をいくつか紹介したいと思います。

が、その前に。
どうでも良い事ですが今回のテーマに至った理由をいくつか挙げたいと思います。
①当店女の子も読んでいるとの情報が入ったので、少し女性にも擦り寄った内容にしてみる。
②実際に即座に役立つ、実感し易い情報を提供してみる。
③一人暮らしが暦がとにかく長い。(約20年)
④料理を作るのが好きで料理人経験がある。
③たまには普通の記事にチャレンジしてみる。
以上4つの理由があり今回のテーマに至りました。

さて、早速始めたいと思いますが。
一人暮らし暦が長い男性なら、ふとした瞬間に気づく場合があります。
『そう言えば、近頃野菜をあまり食べてないな』

なかなかバランスの良い食事を取り続けるのは難しいもの。
メディアなどでは、野菜を簡単に取る手段として
この時期なら鍋物が良く紹介れるのを目にします。
ただ、一人暮らしはあくまで一人。
一人用の土鍋を買って作ったとて、材料自体は余ったりします。

そこで今回は大多数の鍋料理に使われる野菜。
“白菜”
を使った簡単な【男の料理】をご紹介します。
鍋で余った白菜をそのまま使えます。

【白菜とツナの簡単煮物】
材料
・白菜(適量)
・ツナ缶1つ(ノンオイルでもOK)
・醤油
・ダシの素(適量)
①白菜を水で洗います。この時水気は切らないで大丈夫です。
そして白菜を鍋に入れます。煮えにくい芯側を下にしてください。
※まだ火にかけません。
②ダシの素(パラパラ)と醤油(鍋軽く一回し)をツナ缶の順に白菜の上に入れます。
ツナ缶の油や汁はお好みで入れて下さい。
※まだ火にかけません。
④全ての材料が鍋に入ったら弱中火の火にかけて鍋に蓋をして下さい。
白菜がくたっとなれば出来上がりです。
味が薄いと感じたら醤油を足して、濃いと感じれば水分を足して下さい。

【白菜と塩昆布の和え物(漬物?)】
材料
・白菜適量(適量)
・塩昆布(適量)
・ゴマ油またはラー油(適量)
①白菜と塩昆布とゴマ油をビニール袋に入れます。
ボールでも大丈夫ですが混ぜにくいのでお勧めはビニール袋です。
②揉む様に軽く混ぜます。
出来上がりです。ごま油をラー油に変えるとピリ辛でおいしいです。
白菜じゃなくとも、基本的に生で食べられる野菜なら結構何でも大丈夫です。
一晩おくとその分味が濃くなり、水気が出ますのでお勧めは食べ切りで作って下さい。

いかがでしょうか?
両品とも10分もあれば間単に作れます。

よろしければお試し下さい。

【男の遊び方】3

どうも、男の読み物です。
年明けより心機一転、早4度目の更新。
【男の遊び方】シリーズも第3回を迎えました。
読者様の暇潰しになればと
まだ聞こえてはこない読者様からの意見を予測して、勝手に反映させようかと思います。
今回はさらにアストラッチャに特化したイベントに関してのディープな情報を出来るだけお伝え出来ればと思います。
あくまで私個人の主観の意見とはなりますが・・・

さて、まずは毎日のイベントをどういった基準で決めているか?
一見適当に決めているようにも見えますがあんがスタッフ皆が頭を悩ませております。
もちろん、頭を抱えて悩んだ挙句にパンクしてとんでもないイベントをスタートさせる時もありますが。

まずイベント決定の判断材料として
女の子の人数面子、そして曜日(祝祭日)地域の様子(行事)天候などが主に考慮されているかと思います。
まずは女の子の人数ですがこれが多いとイベントの幅がすごく広がります。
そして面子、これもやはり重要で指名のイベントかフリーのイベントを行うかの基準になったりします。
曜日に関しては昼夜で繁忙の曜日が変わります。
昼間であれば日曜や祝祭日等の休日。夜間は主に休日の前日が私どもの稼ぎ時となります。
必然的にシビアなイベントが多くなり、繁忙の前日はお値段もぐっと下がってお得になり、スタッフの割引判断も緩くなったりします。
次に地域の行事ですが、あまり関係がないようにも思えますが、道路や駅周辺の混雑状況でイベントが適用出来る地域を決めたりします。
上記には無いですが、全体的に時間帯、昼ならではの電車の遅延状況、夜ならではのドライバー状況が関わったりします。

少しイベントについてお分かり頂けたでしょうか?
次に主なイベントについて暴露してしまおうかと思います。
当グループで一番メジャーなイベントと言えば、言わずと知れた【ドッチDEポン】(どっちでぽん)かと思います。
知らないと言う方に簡単に説明を致します。
【ドッチDEポン】とはその日出勤の女の子の中より、好きな女の子を2名選んで頂き、その名の通りどっちかの女の子がお客様の下へ伺うイベントになります。伺う女の子はドアを開けるまでわかりません。

ちなみに自画自賛になってしまいますが、この【ドッチDEポン】と言うイベントは当店の星社長が考案者と言われています。
お客様はもちろん、女の子お店三者三様に旨みのあるイベントになっています。
お客様は好きな女の子を選べるし、料金的に指名をするより安くなります。
女の子は暇な時などは安いので稼げますし、完全なフリー(お任せ)では無く、少なくとも選んで頂いているお客様への接客になりモチベーションも少し上がります。
お店はもちろん、お客様と女の子に都合が良いので旨みは十分になります。

さて、お話を戻しましょう。
当スタッフからすれば基本中の基本で新入社員が一番最初に覚えて使うイベントと言っても過言ではないこの【ドッチDEポン】
ではさらに深く、実際この【ドッチDEポン】をどう言った時に行うか?

女の子の面子がある程度優劣が無く、少なくとも4名程度以上の空いた枠があるような時に行われます。

しかし、真に残念ながら今はあまり多く使わる事はありません。
何故なら現在当店で行われるイベントは実に数十種類以上に及びます。
全ての祖が【ドッチDEポン】と言っても過言では無いほどに枝分かれをしており、ピンポイントに案内枠が埋まるように日々進化、工夫をしているのです。

ここまでの情報だとあまり役に立たないかもしれません。
そうなるとお叱りを受ける可能性もございます。
ですので、ここから。
とっておきの情報をお伝えしたいと思います。

如何なるイベントであれ、複数名を選びその中からいずれかの女の子が伺うイベントにおいて
より高い確率でご希望の女の子が伺うようになる方法を読者様だけにこっそりと教えます。

其の①
女の子の出勤場所を把握すべし。
ご説明します。
まずグループ全体で行っているか、出勤場所とは違う店舗ページにもお目当ての女の子が(複数個所の出勤ページに)乗っている状態であればチャンスです。
例えば、女の子を3名選ぶイベントでお客様のご利用場所が春日部の場合。
お目当ての女の子が春日部であればその他2名を大宮や越谷出勤の女の子を選んで下さい。
昼夜問わず、電車であれ車であれ移動には必ず最低でもかかる時間があります。
昼間電車を使っても越谷から春日部は30分はかかります。
夜間車で大宮から春日部に来るのは45分は時間をみます。
つまり早めの案内(15分程度)をご希望して、そのままイベント適用となればお目当ての女の子がイベントの料金であそべる可能性が飛躍的に高くなります。
いかがでしょう?
ただし、女の子の出勤場所がその日に限り変わる場合や、すでに前のお客様の予約でその地域に来ている場合もありますのでご注意下さい。

其の②
メール・ライン・トピック等の全てを網羅するべし。
ご説明します。
色々なコンテンツを当店ではご用意してますが、その全てが常に同じ情報を発信している訳ではありません。
数人を選ぶイベントをトピックス上で発信しつつ、メールには早くご案内出来る順序を乗せて配信している場合もあります。
また、仲良くなったオペレーターを旨く誘導するとポロリとお早目も女の子を言ってしまう事もあります。

其の③(究極)
幾度も問い合わせるべし。
ご説明したくは無いのですが・・・
本当に困った時、究極の奥の手で使って下さい。成功の保障はありません。
場合によっては、ずるいとみなされスタッフに煙たがられる可能性もあります。
覚悟のある方だけお試しを。
要は女の子の組み合わせを変えて何度も問い合わせる事によって自ずとお目当ての女の子を割り出す方法です。
ただし、何度も問い合わせている間にお目当ての女の子のご案内枠が無くなる時もあります。

いかがでしたでしょうか?
今回もアストラッチャ法すれすれのグレーな情報を少しはお届け出来たかなと思います。
それではまた・・・

心機一転!!明けましたので・・・

どうもお久しぶりの登場となってしまいました。

ごく少数の【男の読み物】ファンの皆様お待たせしました。
えっ?待ってない?
まあ、そう言わずにお付き合い下さいませ。

年も新たに2016年となりましたので、昨年のなんやかんやは綺麗さっぱりと一旦水に流しまして、心機一転【男の読み物】を再開したいと思います。

色々と中途半端になっているものもいずれ再開させて頂きます。
そして新たに、様々なコンテンツや新たな読み物もぶっ込んで、少しでも読者様の暇つぶしになればと思います。

今回はご挨拶のみと言う事でこちらで失礼させて頂きます。

次回からの男による、男の為の【男の読み物】にどうかご期待下さい。

風俗好きの独り言・・・ 第一回

突然ですが、皆さんはどれくらい風俗を利用したことがありますか?

例えば、月1~2回程度の人もいれば、週に5~6回は呼ぶよ!といったツワモノな殿方もいらっしゃるかと思います。また逆に遊んで みたいけれど、なかなか勇気が出なくてまだ一度も…と言った方もいらっしゃるかと思います。

まずどんな男性でも多かれ少なかれ思っていることは、『決して安くない金額を払うのだから、出来るだけ良い子と遊びたい!』 ではないでしょうか?

それは風俗利用暦20年以上の私でさえ、未だに初めて会う女の子に対しては思うことです(汗)
遅ればせながら、自称アストラッチャ一の風俗遊びが大好きなミスターHです。

さてさて話は戻ります。
緊張したり様々な思惑があるのは女の子の側にとっても同じことだと思います。もちろん女の子は、お金を頂く側なのでお客様を選ぶことは出来ませんし、どんな時でも気持ちよくサービスを提供するというのが当然の理屈です。

ですから一度考えてみて欲しいのです。
接客してくれる女の子達も我々と同じ感情のある人間です。なのでこちらの態度次第では、その日で一番の笑顔を見せてくれるかもしれませんし、サービスにもより一層の熱が入る可能性だってあります♪
逆にどんなに可愛い子が来たとしても、こちらの態度が横柄だったりしたら、時間一杯ムっとした表情のままで終るかもしれませんし、下手をしたらサービスも事務的に短時間で終る可能性も大きい?
かもしれません。
(ちなみに私は、真顔が怖いとよく言われるので、初対面の女の子に対しては、とにかくニコニコした笑顔をみせるように心がけるようにしています><)

お互いに、心身共に気持ち良い思いをする為に!【風俗でこんなオトコは好かれる!】的なちょっとした風俗マナーを、私の今までの実体験や女の子達 の待機中・送迎中の本音トークも交えながら、数回に分けてご紹介していきたいと思います♪