怖い話

まだ梅雨明けしませんが、そろそろ夏ですね!!稲川さんの季節です^^今月は、怖い話をたまに書きたいと思います。
皆様も、知っているような有名な話からです。
「潔癖症の夫婦」
ある所に、とても仲の良い夫婦がいました。その夫の父と3人で暮らしていました。そして、みんなが待ち望んでいた、生命が誕生いたしました。夫も妻も喜び、もちろんおじいさんも、ぼけてしまうくらい喜びました。
子供が無事に生まれ、奥さんも退院し、家に戻り子供と4人でとても幸せに暮らし始めました。しかし、その夫婦は以上なほどの潔癖症でした。子供が、よだれをこぼせばイライラし、食べ物を落とせばイライラし、おもらしをすればイライラしと、日々子育ての中で、二人の清潔だった空間を、乱す我が子が存在しました。夫婦は、ある時決心しました。我が子を殺すしか、二人の平穏な生活は戻らないと!!二人は、考えました。そして、思いつきました。その子の癖は、夜中寝ているお母さんの乳を飲むことだったので、それを利用して、お母さんの乳房に毒を塗りつけ、殺そうと。そして、実行する日の朝が来ました。おじいさんは、もちろん自分の孫なので、生まれてからずっと、まさに目に入れても痛くないと言わんばかりに可愛がっており、その日もいつもと変わらず、孫を可愛がり、それを見て決意が何度となく揺らぎそうになりましたが、夫婦は予定とおり、子供が寝た後に、毒を乳房に塗り付けました。しかしながら、大事な我が子が、死んでしまう。その悲しさと自分達の幸せとを比較し、本当にいいんだろうかという苦しみの中、二人は寝てしまいました。そして、その夫婦が同時にパッと目が覚めたその時、二人は思いがけない惨劇を目の当たりにしました。なんと、死んでいたのは、我が子ではなくおじいさんでした。

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