ハイハイハイハイ♪
グッチ☆きたもとです!!!
3日目ですな。ふむ。
昔話です。
前に行きつけだった喫茶店で変わった猫が飼われていました。今日ははその猫のお話です。
名前はジョー。灰色に近い黒一色のオスの雑種なんですが、とにかくよく鳴くんですよね。
お客が来る度に「ウミャーーォゥ」。
飯の注文があれば「ミャーーーオ」。
勝負が決まれば「ニャオォォォン」。
とにかくうるさい。しかしながら、タイミングをはずさないのがスゴイというか、「分かっている」様な気がしてならない。
そして、お店の中の自分の地位を明確にしていて、どうやら僕は彼の下らしく…。
確かに僕が行き始めた時には既にふてぶてしく存在して、あろう事か威嚇までされていました。
半年くらい経つ頃にはようやく認知されてきたのか、さすがに威嚇される事はなくなりましたが、やっぱりなついてはくれません。
そんなジョーの意外な部分を垣間見た事がありました。
ある日、ふと細い路地を見つけ、近道かもと思って通ってみましたら・・・
「あっ。」
ジョーがいました。
放し飼いなので外で見かけるのもおかしい事ではないのですが、この時は何か様子が変でした。
口にはさっき僕が与えた竹輪がくわえられていて、まわりが見えてない感じです。案の定私には気付くことなくテクテク塀の上を歩いて行きます。
「どこ行くんだ?」
妙に気になって尾けて行くと、やがて人の通れないスキ間に入り込んで行きました。
しかたなくそのスキ間をのぞくと、奥の方にジョーを含めた4匹の猫がいたのですが、ちょっとただならぬ雰囲気だったのです。
ジョーを他の3匹が少し高い所から、まるで威圧するかのように見下ろし、3匹共に目を細めて憮然とした表情でたたずんでいたのでした。
そして一方のジョーは、まるで年貢を納めに来た農夫が如く竹輪を3匹の前に献上して、
「ミィヤオォォゥ・・。」
今まで聞いた事がないような情けない声でした。
「・・?」
その奇妙な邂逅はほんの1,2分の出来事でした。
ジョーはすぐその場を立ち去り、他の3匹も誰ともなく竹輪をくわえて、それぞれ散り散りに街へと消えて行ったのです。
「ジョー・・・パシリ?」
普段偉そうにしていて、憎たらしい態度のジョーの思わぬ外面を拝んで、ほっとしたような、がっかりしたような・・・何か複雑な気分になっていました。
その後、お店でジョーと会いました。
相変わらずに私には見向きもしない偉そうな態度を見て、思わず
「猫たちも大変なんだなぁ。」
あの集まりが何だったのかは人間の私には到底理解できない事ですが、本音と建前が猫たちにも少なからず存在するんだなと考えさせられた出来事でした。
日々、頑張って行きまっしょい!!!
毎日頑張るマン・グッチ★きたもとでした♪
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