デリヘル店のホームページで女の子を紹介するための「お店からのコメント」
今回はその「お店からのコメント」について書いてみようと思います。
■お店からのコメントは必要なのか
お店からのコメントについて書いていく前にお聞きしたいのですが
皆さん、お店からのコメントって読んでますか?
どんなにしょぼいHPのお店でも「お店からのコメント」ぐらいは用意されていますが、
実際に女の子を選ぶときにコメントを参考にしている人はそんなにいないような気もします。
長年、風俗業界に携わってきた僕の経験から導き出されたデータ(一切の根拠なし)によると
・コメントなんて一切読まない:2割
・軽く目を通すけど信用はしない:6割
・指名を選ぶときは必ず読む:2割
ぐらいになります(一切の根拠なし)
ですので、お店によっては「コメントなんて誰も読んでないし適当でいんだよ」という考えもあると聞いたことがあります。
実際、他店のホームページをチェックしていると「このコメントはずいぶんやっつけだな」と感じることが多々ありますからね。
でも、必ず読んでくださる2割のお客様のためにも、女の子選びの参考になるような「価値のあるコメント」を作成すべきだと僕は思うのです。
というわけで、どんな内容を書けば「価値のあるコメント」になるのかを考えていきます。
■風俗店のコメントの実情
まず「お店からのコメント」に求められるものは何かについて。
これはぶっちゃけていうと「お客様目線で見たとき」と「お店目線で見たとき」とでは求められる内容が異なります。
お客様目線から求められるのは
「この子は本当に可愛いのか」
「太っていないのか」
「性格はどんな感じなのか」
「エロいサービスをどこまでしてくれるのか」
などの「女の子の本当のリアルでガチな情報」のみとなるはずです。
ただ、お店からすると「本当のリアルでガチな情報」をそのまま書くわけにはいきません。
マイナス面を上手く伝えて信頼度を勝ち取るという手法もありますが、そのコメントを女の子が読んだらどう思うだろうと考えたりするとマイナス面は書きにくいのが実情です。
心を持たない物を扱う一般の業種とは異なり「心のある女の子」を扱う風俗業界の難しさではありますね。
「この子はちょっとぽっちゃり気味ですし、そこまで可愛いというわけではありません。でも、性格は本当に良い女の子ですし愛嬌は抜群ですよ。」
なんて書けるわけないですからね。
ですので「良い部分」だけを抽出して書いていくことになるのですが、まぁ大体同じようなコメントになりがちです。
例えばこんな感じ。
ドアを開けたお客様の笑顔が目に浮かびます!!
清潔感溢れる清楚系の女の子です。
とにかくスタイルが良くて細くいやらしい超絶セクシィー体型です!!
声もとても可愛くて愛嬌ある笑顔がとってもキュート♪
ぜひ直にお客様の手で体感して彼女のエロポテンシャルの高さの洗礼を受けて頂きたいです!!
上記のコメントは、適当に選んだ幾つかの風俗店から1行ずつコメントをコピペしただけなのですが、それっぽく見えますよね。
そして、どこかで読んだことあるなというコメントになっています。
ただ、このコメントは適当に並べただけですが、真剣に書いたとしても、このコメントと大差はないと思うんですよね。
まぁ、これはこれで良いとは思いますし、どんな女の子なのかがなんとなくでも伝わればコメントの役割は果たしているともいえます。
でも、適当にコピペしたコメントと大差ないようなコメントばかりでは「風俗店のコメントなんて読む価値なし」となるのも仕方がないとも思います。
■どうすれば価値のある「お店からのコメント」になるのか
では、どうすれば価値のあるコメントになるのか。
それは「ストーリー」だと思うのです。
十数年前に読んだビジネス書の内容を自分の言葉のように語り始めますのでうざいとは思いますが、気にせずに書いていくと
「モノ」を売るときに必要なのは
「スペック」ではなく
「ストーリー(物語)」だということです。
でも、風俗店のコメントを見ていくと、ほとんどが「スペック説明」になっていると感じるんですよね。
たとえば、さっきのコメントを見てみると
ドアを開けたお客様の笑顔が目に浮かびます!!
清潔感溢れる清楚系の女の子です(スペック説明)
とにかくスタイルが良くて細くいやらしい超絶セクシィー体型です!!(スペック説明)
声もとても可愛くて愛嬌ある笑顔がとってもキュート♪(ほぼスペック説明)
ぜひ直にお客様の手で体感して彼女のエロポテンシャルの高さの洗礼を受けて頂きたいです!!
と大部分がスペック説明で終始しています。
ですので、これをストーリー調にしてみたらどうなるかを試してみます。
面接時、指定した待ち合わせ場所に行ってみると白いワンピース姿の華奢な女の子の後ろ姿が見えました。
その日は風の強い日だったので、きちんとセットしてきたと思われるロングヘアーを手でおさえている後ろ姿からは、どこか不安そうな印象を感じたことを覚えています。
驚かせてはいけないと思い、僕はゆっくりと前に回り「○○さんでしょうか?」と出来る限り優しく声をかけました。
ちょっと不安そうだった表情から一転して、明るい笑顔で「はい!○○です。よろしくお願いします」とちょこんとお辞儀をする○○ちゃん。
今まで風俗店員として数え切れないぐらいの女の子達と接してきたので、女の子との初対面時に緊張するということはありません。
でも、彼女の笑顔を見たときはなぜか少しだけドキッとしてしまいました。
とりあえず事務所まで案内となりますので「雨が振りそうだとか」「普段は何をしているのか」といった他愛もない会話をしました。
僕の横に並んで歩き、どんな質問にも大きな瞳でじっと見つめながら可愛らしい声で答えてくれる○○ちゃん。
洗いたての髪の匂いなのか、ほのかに感じるフローラル系の香りが○○ちゃんの印象に合っているなと感じました。
そんな僕たち2人を前から歩いてきたサラリーマン風のおじさんが羨ましそうに見ていることに気づきました。
事務所の場所がホテル街だったので、くだびれたスーツ姿の僕には似つかわしくない○○ちゃんとの組み合わせは、待ち合わせ場所からラブホテルに向かう客と女の子に見えたのでしょう。
まぁ、これだけ可愛い女の子ですので、そのおじさんの気持ちも解らなくはありません。
ホテル街には似つかわしくない○○ちゃんが、この後にどんな風になってしまうのか、きっとおじさんの頭の中では色々な妄想が広がったのだと思います。
と、調子にのって書いていくとどこまでも続きそうなので止めておきますが、ストーリー調にするとこんな感じになります。
ポイントは
・スペックをそのまま書くのではなく、情景として浮かぶように書く。
・「清潔感がある」「可愛い」といった感想をストレートには書かずに、どうしてそう感じたのかに重点を置いて書く。
となります。
これらのことを意識することで、ただの説明だったスペック重視のコメントよりも、実際にどんな女の子なのかを体験するように感じられると思うのです。
この「体験する」という感覚はストーリー(物語)だからこそですよね。
でも、問題があります。
ストーリー調にすると長文になってしまうのでコメント欄には収まらないのです。
そして、今回のブログのように無駄に長くなりがちです。
頑張ります。