【男の母親】

どもご無沙汰ですの【男の読み物】です。
さて両親、こと母親について皆様はいかにお考えでしょうか?
大多数の男性は父親より、異性である母親好きなのではないかな?
なんて勝手に思っております。

かくいう私も両親が幼少時に離婚をし、母親に育てられたので思いは人一倍です。
思春期に貧乏という家庭の事情もあり、反抗期で“クソババア”と母親の事を呼ぶなどと言うことはなかったですが、やっぱり迷惑は多々かけたかと思います。
まぁグレたと言う程でもなく中途半端にヤンキーに憧れ、イケナイ事をいくつかしました。

警察沙汰とかではなくても、一番母親に申し訳なく思っている事が一つあります。
それは母親が大事に隠し持っていた10万円の記念硬貨をパクった事です。
今考えると恥ずかしく、情けなく、当時はなんともしょうもない理由でパクりました。
一応近年、改めて謝罪をしていつか買い直して返しますと言いました。

若い頃には母親のありがたさなんて全くわかりませんでしたが
年を重ねるごとに、様々な人と出会い別れる度に思います。
母親というのは完全に私の味方で、絶対見放さなくて、無償の愛情を注ぎ続けてくれるのだなと。

そう言えば、私は既に人生で二度、母親に『産んでくれてありがとう』と言っています。
(これ以上言うと言葉が軽くなるので少々控えようかと思っていますが)
皆様も機会があれば一度言ってみてください。

そんな事を考えながら“カンニング竹山のおれおれ詐欺のCM”を見てホロリ涙して母に感謝の今日この頃でした。

俺の風俗体験記 ~白川PartⅠ~epilogue

~エピローグ~

もう春が芽吹き始めている。
太陽と鬼ごっこもたまには悪くない。
今日は休みだ。月とはまた夜にでも会えばいい。
柔らかな光が俺を包み込んでくれる。
街は暖かくなるにつれ冬とは違った様相を見せてくれる。
俺は【痴女りたい】での一件をあらためて思い返していた。
依頼主である星社長にはすでに先程、レポートにまとめて報告を終えた。
俺はパソコンのモニター見つめる。
夢の女がそこには居た。
ドキドキメモリアルのりょうちゃん。
いくつかの操作をこなしてそのデスクトップ画像を消去する。
名残惜しさはない、と言えば嘘になる。
苦い思い出が甘くなる事はない。
そう、経験がいつも俺にそう告げる。
俺は新たな女の写真をデスクトップ画像に設定する。
その女は赤いTバックをはいていた。
顔はモザイクで良くわからないが、魅力的に見えた。
―フッ、今考えるとあの店の修正は惨い―
それでもいい。
俺は妙に納得をしてパソコンの電源を落とした。
丘嶋にはなんとなく、後日ブラックコーヒーをご馳走した。
糖尿の疑いがあるからだ。
社長への借りも、依頼者からの信頼は守れたつもりだ。
ふと携帯を見る。
俺はそれを手に取る。
久しぶりの番号を呼び出しプッシュする。

『もしもし、お袋か?俺…だけど。今度連休取れたら帰るから。』