パチスロ記~⑦リール制御とズレ目の美学~

いやぁ~、だいぶタイトル通りの内容になってきましたパチスロ記。

でも!このころはまだ高校生!司会のチャン岡嶋です♪

18歳になった3年生の10月、私は自動車の免許を取得します。

もともと高校までの片道約13kmの道程を自転車で通い続けた私は、

行動範囲の広さにはかなりの自信がありました。が!

車になると行動範囲は格段に広がり、休みの日には・・

『運転の練習をしてくる』と姉の車を借りてはお目当ての機種を打ちに出かけておりました。

そんな頃、出会った名機がコチラ・・。

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どうです?私と同世代の方には堪らないでしょう!?

オリンピアの2号機バニーガール!!(Aタイプ)

ストップボタンを押す度に『ピキュン♪』と音が鳴る可愛らしい台でした。

 

ここで!先ず、有権者に訴えたいのはパチスロのリールには成立役によって

内部的な制御をされているという事!

全てのリールにどんなに正確に7図柄を止めようとボタンを押しても、

ボーナスが成立していなければ滑って外す制御が加えられています。

逆に!ボーナスが成立すると早めに押す分には最大4コマまでは滑って図柄を引き込んでくれます。

 

このリール制御にもテーブル方式やコントロール方式などの種類がありますが、それは後日、別機種の回にて述べます。

 

さて!このバニーガール♪

このリール制御がとにかく素晴らしかった!

 

バニーガールで採用されていた小役は以下の通り。

・チェリー(数が少なく、取りこぼす可能性がある)

・プラム(最も揃うの頻度が高いメイン小役)

・オレンジ(しょっちゅうテンパるのに、あんまり揃わない)

・青リンゴ(めったに揃わないが15枚役)

・ベル(チェリーと同時入賞で揃う事もある)

通常プレイ時は上記の何かしらの小役がテンパイして外れる。(小役成立時は揃います)

コレが大原則でした。

 

さて、お立会い♪

では、この原則が崩れた時、『ズレ目』と呼ばれる美しい目が出現します。

可能性として考えられるものは何か?検証していきましょう。

 

①小役の取りこぼし

例えばチェリー。左リールのチェリーを枠下辺りで押してしまうと、

次のチェリーまでに4コマ以上あるので、リールが滑りきらずに停止してしまう現象。

もちろん払い出しも得られず、損してしまう。

まぁ、現在では常識ですが当時は高設定ブン回しが主流で、

全ての小役を取りきるDDT打法等はあまり認知されていなかったので、

法則崩れの原因はコレが殆どです。

 

では、それ以外で考えられるもの・・。

それこそがズバリ!

②ボーナスの成立ゲーム!なのであります!

※小役よりもボーナス図柄を揃えようとする制御が優先されるのか?

という事だったのです!

 

なので・・。

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こんな出目が出たりした日にゃぁ、もう・・

脳内で変な分泌液がタリッと分泌され~の、垂れまくり~の、ハァハァ言いまくり~ので・・

パネルのバニーのお姉ぃさんに・・

『ほ、ほ、惚れてまうやろ~~っ!!』

と、なってしまう何ともビュリフォ~な台だったのです。

実際、当時『ズレ目』の魅力にハマった方は多かったのではないでしょうか?

 

でもな・・。

普段は適当~にぺぺペン!とピキュピキュピキュン!と打ってたからな・・。

たまに、油断してるとこんな出目のような・・

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『ピキュン♪』『ピキュン♪』とドッチ付かずの7テンパイからいきなり7が揃ってな・・

 

『ピキュ・・デッテッテッ!テッテケテ~デッテケテ~!デッテッテッテ~!

デッテッテッ!テッテケテ~テッテッテッ!デッテケテ~テ~~♪』

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と、とにかくドデカい『草競馬』のファンファーレが鳴り響いたからな・・。

 

もう、周りも振り向くくらいデカいから・・とにかくビックリしてましたよ!

いや、本当ケツが浮くくらいにビックリしてたからな!

適当に打ってるのが楽しい台だったけどな・・まぁ、よそ見は厳禁やで!

『気をつけなはれや!』

 

次回は『月の砂漠編』です。お楽しみに♪

 

 

あとがき:

その後もハサミ打ちのズレ目が楽しいスーパーバニーガール

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等の後継機も出ましたけどな・・。

コイツは結局のところ・・

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コイツ待ちだったからな・・。

個人的には名前だけのスーパーが付かない普通のバニーガールが好きだったな・・。

 

とは言っても、今では都内のレトロ台専門のゲーセンにでも行かない限り打つ事はできない・・。

40代半ばになると、そこまでする元気と行動意欲はない。

あの頃の行動範囲はどこに行ってしまったのだろうか・・?

こうして私は、今日も徒歩1分の地元の店に打ちに行くのであった・・。