『次の方~♪どうぞ~♪診察室にお入りくださぁ~い♪』
呼ばれて診察に入る・・。
『今日はどうされましたぁ~?』
と美人の女医に尋ねられる・・。
『最近のスロットが連チャンもしないし、つまらないんです』
答える私・・。
『あら、そう・・。刺激が足りないのね。』
『ハ、ハイ!』
『じゃあ、お注射しましょうねぇ~♪』
『じゃあ、横になってくださぁ~い♪』
『せ、先生!』
どうも♪意味なく妄想から入りました!岡嶋です♪
導入開始後も小役の集中の禁止やウエイト時間の増加(微差ですけど)など、
イレギュラーもアクセントも無い穏やかになってしまったゲーム性で人気が伸び悩む3号機・・。
客足も遠のき、保留玉連チャン機がまだまだ横行していたパチンコのコーナーが活気を帯び、
スロットコーナーには空き台が目立つ様に・・。
中には一旦導入した3号機を元の2号機に戻すホールまで出てくる始末・・。
『このままじゃ、いけない・・!』
そう感じたホール側は最後の手段とも言える行動に出る・・。
そう、それこそが・・
【お注射】だったのです!
具体的に説明すると、強制的に連チャンを引き起こす様にプログラミングされたROMを
導入済みの台に移植するという暴挙に出たというワケです。
これらは【裏ROM】や【裏基盤】等と呼ばれ、ホール側はその名の通りに【裏】のルートで
入手⇒移植をしていたのです。
そもそも、パチンコ・パチスロ機は発売前に必ず・・
【日遊協】~日本遊技関連事業協会~に発売認可を申請し、
検定を受けて合格し、初めてホールへの導入と相成ります。
当然ながら、基盤部分やROM部分には検査合格済と記された特殊ステッカーが貼られていたので、
剥がしたりすると再使用できなくなったりして、結果的に即バレます。
それでもお客さんに来てもらってお金を落としてもらわない事にはホールを経営していく事はできません。
なのでホール側は注射済みの台を別個に数台用意し、必要に応じて台ごと入れ替えるという、
なんとも手間のかかる営業をしていたそうです。(聞いた話ですが)
こうして、連チャンに魅せられた客により一時的にスロットコーナーに再び活気が戻ります。
しかし!
やはりその代償は高く、ノーマルの台とは比較にならない程のハマリも兼ね備えており、
大負けした客から・・タレコミ⇒ガサ入れ⇒稼働停止⇒撤去という流れを目にする機会が増えてきます。
3号機、早くも大ピンチ!
『このままじゃ、いけない・・!』
次にそう感じたのは、他の誰でもない、メーカー側でした。
なんと!規定不適合の台をメーカー自らが主導して作っていく事態に!
そして、予想もしなかったメーカーから!遂にあの台がデビューすることになる・・。
次回!『最強の4番打者』の巻♪お楽しみに!