ラーメン三銃士《最終回》お袋の味に涙が…

ラーメン三銃士にお付き合いいただきましてありがとうございます。
さぁ、その最終回、大トリはもちろん『醤油』です。
が、その前に言い訳を一発☆

埼玉B級グルメ勝手にミッシュラン…
その冠に【埼玉】が付いてます。
しかし、今回ばかりは…ちょっと、ほんのちょっと埼玉をはみ出してしましました(汗)
と言ってもほんの県境でして…
ドサクサに紛れてど~~~~かひとつお許し下さいませ。

さて、そんなこんなで行ってきた街はココ☆
ド~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ン!!!!!
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あれ???字が小さくて見えませんか?
そう、隣は埼玉の草加市★ここはダウンタウン竹ノ塚
ここにあるんです、私がこよなく愛する店、そして醤油味のラーメンが♪
どうしてもラーメンを語る上で外すことができない店。
私が生まれ育った原点、昭和30年代の味が♪
そう、まさにお袋の味。
と、言うことで少々うんちくを…

【お袋の味】
日本では古くから家庭における料理、炊事は母親(「おふくろ」)の仕事であったため、このように呼ばれる。肉じゃがや味噌汁、卵焼きや漬物などが代表格(出典:ウィキペディア)
しかし、かれこれ30年ほど前、私の記憶が正しければたしか熊本大学の教授がこの【お袋の味】について面白い説を唱えていた。
なぜお袋の味が恋しくなるのか?母の手料理を食べて育ったからではない。そのルーツはお母さんのお腹にいた頃、お母さんが好んで食べたもの、それがお袋の味としてインプットされる。つまり、妊娠中にコーラばかりを飲んでいると生まれた子は【コーラがお袋の味】になる。

時は既に平成26年☆平成に生まれ育った20代の若人たちよ!
そして、かろうじて昭和に生まれ育った30代の青年たちよ!
安心してください♪
あなた方の母はこのラーメンを好み、あなたが母の胎内に生命を宿した時、このラーメンを好んで食べたはずです。
よって、あなた方にはこの味がお袋の味としてインプットされてます♪
もちろん、その親御さんにあたる我々の年代には…言葉はいらんでしょう★

さて、うんちくはここまでとしましょう。後はお写真で一気に見せます。
竹ノ塚駅東口。目の前のロータリーのtちょうど裏側に位置する。
その店の名は『中華料理タカノ』
見よ!その出で立ちを。まさにこれぞダウンタウン♪
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私が訪れたのは仕事帰りの早朝5時ごろ。
そんな時間帯にもかかわらず、店内は20代と思われる若者から70代と思われる大先輩まで
その幅広い年代層の人・人・人で賑わいを見せる。
ちょうどそれは香港の屋台で目撃したあの熱気・活気・エネルギーとオーバーラップする。

そしてこれが私のこよなく愛するラーメン♪
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漂う昭和の香りに喉がゴクリ♪
チャーシュー、さやエンドウ、シナチクにナルト、それにほんの気持ち程度のネギ…
その至ってシンプルな具材。
今では高級食材を主役にするラーメンも少なくないが、あの時代はこれで十分!庶民に指示された高級食材に匹敵する。
さらに…
最近ではあまり見かけなくなったお店オリジナルのラー油☆
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この丁寧な仕事ぶりがまた嬉しい☆

よっしゃ!食うぞ!!
ジャジャジャジャ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ン♪
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そこで取り出すは、誕生日にS姫より頂戴した【My chopsticks】

そして見よ!この価格☆
バ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ン♪
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『価格の割に美味い店』ではありません!
『ひたすら美味い店』なのです☆
そのような店がさらに嬉しいこの価格☆

よみがえるあの幼き日々。そして滾る私のDNA☆
お袋…どうしてるかなぁ~?
今晩、電話でも…

ちょっと待った!ラーメン三銃士に刺客現る!?

『ちょっと待った!!!』
夜11時台の番組だというのに最高視聴率24.7%という驚異的数字を残した人気番組『ねるとん紅鯨団』
その告白タイム中のお約束のフレーズ。
あれから20年
まさかこのブログ記事を書いているときに聞くことになろうとは…

ラーメン三銃士☆
当然最後は私がこよなく愛する『醤油』で締めくくろうとしているまさにそのときだった。
私の背後から予想だにしなかった冒頭の声がかかったのだ。しかもでっかい声で。
「あだちさんよぉ、たしかに娘娘はいいけど、なんつうの?西川口のの担々麺!食ってみるっぺよぉ~ぅ」
声の主は、お約束のフレーズが流行っていた頃、おそらく思春期まっしぐら☆ベテランドライバーのM田氏だった。
ありがたいことに私のブログを読んでくださっていたようで、得意(?)の北関東なまりで私に刺客を送ってきた☆
ならば、迎撃…いや、こちらから出向いて潜入あるのみ!
進路を西川口へ向けいざ出陣☆

M田氏によるとその店の名前は『永吉』
西川口駅西口から徒歩で5分とかからない場所
永吉02
埼玉県川口市西川口1-5-5 MFハイツ 1F

久しぶりに訪れる西口は、以前の色街かあrチャイナタウンへ変貌していた。
その中にあって、逆に異彩を放つ『永吉』
早速噂の担々麺を!と思いきや閉店1時間前に訪れたにもかかわらず【完売】
な、なにぃぃぃぃ~!?
まさにこの日は迎撃された気分に打ちのめされ、日を改めることに。
永吉01
翌日、再び訪れると、そこは我が青春時代にタイムスリップ☆
あのキャロル!矢沢永吉似のマスターが、にっこり微笑み迎えてくれた。
もちろん、お店にかかっているミュージックは全てロックンロール・矢沢ばかり。
満員の客席ではキャロルに胸躍らせ時を駆け抜けた同志たちが思い思いに麺をすする!
その音がバックミュージックと心地よいハーモニーを奏でる。
「All right!! Yes my life!]
なぜか気分は完全に矢沢☆
クリーミーな濃厚胡麻と旨みタップリの自家製ラー油の合わせ技に乾杯♪
永吉05  永吉06
恐るべし永吉!恐るべし担々麺!!
もちろん☆を3つつけるぜ!OK!baby!!

首にタオルをぶら下げ空を見上げながら店を出たことは言うまでもない…
うまかったっぺよ~~~~~~♪

ラーメン三銃士・次鋒は『塩』

GWまっただ中!
皆様はどのようにお過ごしでしょうか?
私、安達はこのGWにまた一つ歳を重ねてしまいました。四捨五入すると還暦…
ですので、今年のテーマは五捨六入でいきたいと思います♪なんのこっちゃようわかりませんが…wwwでも、ありがたいもので、誕生日の日には大宮店支配人よりタバコをワンカートンもいただきまして…
さらに、以前、私が担当をしていたS姫は、このブログのことを知ってか知らずかわかりませんが、タイムリーとも言える【My chopsticks】をプレゼントしていただきました♪
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よっしゃ~!この箸使うて潜入取材…行ってきま~~~~す☆
さて、今週はラーメン三銃士【塩】で御座います。

「やっぱりラーメンは塩でしょ!」
明日火曜日のブログ担当、ラーメン大好きF君は通ぶってそう言うが、
「何をこしゃくな若造が!」
私はこの『塩ラーメン』というのが、いまいち苦手。
ベースのスープをお店独自の塩だれで味をつける塩ラーメンは、数あるラーメンの中でも塩分の王様☆
塩分控えめなお年頃故、どうしても避けてしまう。
しかし、本日訪れたここ『ラーメン専門店 こしがや』の塩ラーメンだけは、私の口に合う。

越谷駅西口から徒歩で5分少々。
意外と地味な場所に地味な出で立ちのお店。
越谷1越谷2
名古屋コーチンの丸鶏から取った黄金色のスープが美しい☆
麺の小麦粉はゆきちからの自家製麺☆
メニューは塩と醤油の2本立てながらもトッピングが数種類。
しかし、塩ラーメン用と醤油ラーメン用のトッピングを完全分別。
たとえば醤油ラーメン用の九条ネギを
「塩ラーメンにトッピングして欲しい」
そんなリクエストをしても断られる。
出で立ちは地味ながらもかなりこだわりを持っている。
越谷5

さて、お味の方だが…
美味い♪普通に美味い♪
決してとびっきり美味い!という訳ではないが、実に完成度が高い。
前回の味噌ラーメンの時にも書かせていただいたが、インパクトが強すぎれば飽きが来る。
そのような観点からも非常にバランスの良い塩ラーメンと言えよう。
そこで…
このバランスの良さはやはり☆2つ!!

ら~めん三銃士☆先陣を切るのは味噌!!

一口で味噌ら~めんと言ってもスープのベースが丸鶏であったり豚骨であったりと様々。
今回は札幌で生まれ大衆に愛される『札幌味噌ラーメン』にスポットをあてたい。

味噌ら~めんの歴史は意外と浅く、今から50年ほど前のこと。
北海道・札幌市にある食堂で「豚汁にら~めんの麺を入れてくれ!」というお客さんの注文にヒントを得た…という話がまことしやかに流れているが、これはどうやら都市伝説らしい。
正確には、味噌は身体に良い!という持論で、味噌汁をヒントに考案した“味噌味メン”が札幌味噌ら~めんの始まりと言われている。

実は味噌ら~めんの大好きな私は、過去にこの発祥の店へ行ったことがあるのだが、私達に馴染みがあるあの味噌ら~めんとは別の食べ物のように思えた。それは『味噌汁をヒントに…』というだけあって、スープは限りなく味噌汁に近く、豚汁に中華麺を入れたというのが説明として一番しっくりしてしまう。
ら~めんにしては物足りなさが否めなかった。
みそサン調味2
ただ、どうやら私の食べ方にも問題があったようだ。
後に地元の人間から聞いたところによると、テーブルの上に乗ったややピリ辛の味噌とその他調味料で好みの味に調整しながら食べるのが流儀らしい。
調味
さて、今回私が潜入したのは、埼玉県川口市にある味噌ら~めんの名店『コシ屋』
JR西川口駅から徒歩で約10分。バスでも2停留所目にある。商売としては決して良い立地とは言えない。
ところが、昼時はもちろん夕食時にはいつも行列が出来ている。
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西川口駅からオートレース場へ一直線に向かう道に店舗を構えるコシ屋の店内にはオートの選手らしきサインも数多く飾られている。
1996年にオートレース選手に転身する為、SMAPを脱退した森且行も顔を見せるとかみせないとか…
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さて、ここの味噌ら~めんは『昭和におノスタルジー』を感じさせる。
味に抜群のインパクトやパンチは決してない。
しかし本当にうまいものとはそんなものではないだろうか?
インパクトは一瞬にして強烈な刺激を与えたちまち至福に満たしてくれる。反面、飽きがくるのも早い。
ここコシ屋のら~めんは違う。
普通にうまい。箸が進めば進むほどうまくなるわけでもない。
ただ、淡々とうまい。スープの最後の1滴まで普通にうまい。
そして食べ終わり店を出ると、何故か後ろ髪を引かれる。
麺は多からず少なからず。スープは濃すぎず、薄すぎず。
それらが絶妙なハーモニーを奏でる。
そう、おそらくバランスが良いのだろう。
みそらーめん(700円)味噌ラーメン みそじゃんめん(800円)こちらはピリ辛の味噌じゃんめん

ら~めんだけではない。人生何事もバランスが肝心だ!!
改めてそう感じさせてくれた一杯☆
そこで…
バランスの良い味に、その意味も含め☆2つ!!

直撃取材inニューヨークで驚愕の事実が発覚!

突然ですが…
ニューヨーク在住の芸能コーディネーター:Koji.Y氏の協力で直撃取材を敢行☆
対象は20代のアメリカ人10名
直撃内容は
①ラーメンを知っているか?
②ラーメンのルーツはどこの国?
その結果の前に…

ラーメンが我が国に登場したのは、今から時をさかのぼること100と50数年ほど前のこと。
開国によって『日出ずる黄金の国・JIPANG』には、宝を求め海の向こうから次々に訪れる異邦人。
中でも清王朝から渡って来たりしは、ひときわ商魂たくましき強者が多かったそうな。
港にはその同族が集い、生活拠点となる街を作り己が国『リトルチャイナ』とする。
遠く離れた故郷…その慣れ親しんだ懐かしい味を持って商いとなした。
それが現在も横浜・神戸・長崎など港町に残る『中華街』である。
ここで大衆に好まれた麺料理は、明治から大正と時代の変遷と共に日本の各地へと広がっていった。

ところが…
世界中の親日家、曰く『世界一器用』な民族☆
世界中の反日家、曰く『世界一パクリ上手』な民族☆
それが世界が見た日本人である。
故に…
当然のことながら、ただただ伝え広がるわけではなかった。
日本人が好む繊細さが施され、さらにはその広がりゆく土地の文化や風土と融合させてアレンジを加える。
結果、原形となったモノを凌駕するクヲリティーで指示をうけオリジナルとして一人歩きする。

相変わらずの前置きの長さ。
誠に申し訳ございませんwww
でも、もう既にお気づきのことと思いますが
《直撃取材Inニューヨーク》の結果発表!!

現在、NYCにラーメンを扱うお店はなんと500店舗はあると言うKoji.Y氏。
いや~30年前には考えられません。
そのころはマンハッタンの『Japaneseレストラン』で唯一1店舗がラーメンを扱っていました。
私の記憶が正しければ、たしかお値段は12ドル25セント。さらに8.25%の州税をとられる超~高額な渾身の一撃ならぬ昏睡の一杯www
しかも、お味は《なんちゃって級》なんですからたまりませんねぇwww
まぁ、日本の裏側ですから仕方ないのでしょうが(汗)

ところが、今は日本でも名店として知られる店が続々と出店しているそうで…
お値段の方は据え置きExpensiveなようですが味はExcellent!とのこと。
それだけに庶民や若者には中々食す機会は無いようですが、その人気は周知の事実。
よって
①ラーメンを知っているか?
その結果は全員YES☆
20代のアメリカ人は100%知っていました。

次に
②ラーメンのルーツはどこの国?
この結果…驚きますよ~
なんと【Japan】と回答した若者が一番多く7名。
残り3名が【知らない】でした。
これに対してKoji.Y氏が
「ルーツはCaina」
そう正解を教えると【Japan】と回答した20代のアメリカ人は
「It is not a ramen soup noodles of China(それは中国のスープヌードルでラーメンではない!)」
そのように答えたという。

そうなのです!
【ラーメン】は【ら~めん】であって日本の国民食☆
そう認識されているのです。
200px-Soy_ramen

そこで…
埼玉B級グルメの旅☆勝手にミシュラン
今や世界が認める日本の国民食『ら~めん』を取り上げないわけにはいけない!!!
ガッツリ特集を組んじゃいます♪
しかも、そのスープに使われるタレの種類
つまりは、醤油・塩・味噌による分類。
故に3週間に渡っていっちゃいます♪
200px-Shio-ramen_(2014-05-18)

そして、その初陣を飾るのは味噌☆
200px-Miso_ramen,_in_Aichi,_Japan_(2014-10-17)

とここからが本番ではありますが、残念ながらお時間となりましたwww
今週はここまで!

次回予告
ら~めん三銃士☆先陣を切る味噌☆バランス抜群の名店発見♪
そして味噌ラーメンのルーツを探る。
お楽しみに!!!!

This is the Saitama soul food ☆

Soul food…
それは、アメリカ合衆国南部で奴隷制を通して生まれた、アフリカ系アメリカ人の伝統料理の総称。広くは、自分の生まれ育った環境に根ざした食べ物。SOUL=【魂】まさに魂の食べ物である。
soulfood

今回は埼玉のSoul foodを求めてやってまいりました!
ここはさいた ま市浦和区☆
北浦和
北浦和駅から徒歩3分。
浦和区民ならば誰もが汁 …いや、知る名店『娘娘』北浦和店がここにある。
娘々1
この『娘娘 』の【スタミナラーメン】&【スタカレー】こそ埼玉のSoul food☆
娘々2
オープン50年、半世紀にわたって愛され続けるこのSole food ☆
お正月恒例の全国高校サッカー選手権大会。戦後通算優勝回数・勝利数が日本一の埼玉県だが、そのサッカー選手が足蹴に通い続けた店。
全国高等学校クイズ選手権での優勝回数日本一。日本の頭脳の胃袋を満たしてきたのもこのSoul foodである。

娘々3
【スタミナラーメン】
青森でポピュラーな煮干しラーメン。
そのあっさりスープのラーメンにひき肉とニラを炒め特製ピリ辛あんかけがをかけた絶妙の一品。
娘々5
【スタカレー】
カレーいってもカレー粉は一切なし☆スタミナラーメンの上にかけているあんかけが熱々ご飯の上にタップリ♪まさに魂の一品である。

そして…
私、安達がNew Soul foodとして押したいのがここの【レバー丼】
娘々4
塩味で炒めたレバニラのあんかけがライスに乗ったやつ☆
レバーの臭みも火を通した後の独特の苦味・雑味も全く無し♪
レバーが苦手な方にもぜひおすすめです。

そんな埼玉県人のSoul foodに☆1つ半いっちゃいましょう♬

※明日火曜日は…スタッフ藤田氏の【人気アニメ連載】がついに始まります♪乞うご期待!!

いきなり出ました☆3つ♪

タンメンとは、茹でた中華麺に、炒めた肉野菜をダシとタレで煮込んだスープを掛けた日本の麺料理。(出典:Wikipedia)
そう昭和30年代のハイカラなラーメンといえばタンメンだった。
ラーメンの上に野菜炒めが乗っている『野菜ラーメン』とは一線を画している。キャベツ・白菜・ニラ・もやし・玉ねぎ・ニンジン・コーンなどの野菜を炒め【ダシとタレ】で煮込んだスープを茹でた麺にかけているのがタンメン☆
このタンメンのうまい店が大宮にあると聞いていざ出陣!!

大宮駅東口から徒歩で7分。旧中仙道を越えホテル・OMYのとなりにある【トナリ】がその店。
埼玉県さいたま市大宮区宮町2-4

トナリ 大宮店 - 地図

店内は白が基調で木目のカウンター席のみ。シンプルかつ衛生的である。食事用の紙エプロンも完備してあり汁跳ねの心配ご無用!スーツのサラリーマンや女性にも心憎いほどのサービスだ。

RTトナリRT紙エプロン

大きな中華鍋に強い火力。忙しくても決して作りおきなどせず、注文が入ってから1杯1杯を丁寧に作ってくれるのが嬉しいもちろんそのおかげで野菜はシャキシャキ。

RTRTタンメンセット

 

『厚生労働省が推奨する成人1人1日あたりの必要野菜摂取量350グラムの野菜を使用』
そう謳っているだけあって、出てきたタンメンはご覧のように野菜がいっぱい!横にたっぷりの刻みショウガが疲れた身体を芯から温めてくれる。

RTタンメン横RT野菜

タンメンといえばあっさりスープが定番だが、ここは白濁した濃厚の豚骨スープを使用している。コクがあるのにキレがある☆

「ラーメンはスープが命」
そう言われるあまり、スープは凝りに凝っているが麺はいまいち…そんな店が最近は多いように感じる。
しかし、ここは麺がうまい!!
平打の中太麺が濃厚な豚骨スープに絶妙にマッチしている。

ヘルシーにお腹いっぱい食べて1,000円でお釣りが来るのも嬉しい。
第一回目から☆3つをつけたい♪
※あまりの旨さに、翌日、再び店へ!新メニューの『味噌タンメン』も食したが、一口スープを飲んで「うまい!!」とにかくおすすめできるお店でした♪

【男の勲章】~超大作になりました~

どうも【男の読み物】です。
さて、今回は【男の勲章】との事なんですが
某歌手「嶋〇輔」の「つっ〇る事が男の~♪」について書く訳ではありません。

【男の勲章】とはもちろん喧嘩の話でもありません。
ここで言う勲章とは男として誇れる何かのお話でござます。
何かの大会で良い成績を残した。
困っている誰かを助けた。
まぁ、そういった話です。

人生を“くるり”振り返ってみて
人に自慢げに話せる事の方が圧倒的に少ない私ですが、それでも勲章の1つや2つは持っています。

思い起こせば十年以上前になります。
ある街で夜のお仕事であるホストをしておりました。
そう言えば今時のホストよりも十数年前のホストはもう少し男気があったかと思います。
しばらくその仕事を続けていた私にはやがて後輩が出来ました。
日頃、先輩等には『お前の事は俺が守ってやる、だから俺について来い。』
なんて格好良い事を言われてたのを思い出して、私も調子に乗って後輩にそのような事を言っておりました。

そしてある日の出来事です。
お店のオーナー代表と店長、そして私と後輩の4名で仕事終わりにラーメンを食べに行く事になりました。
(余談ですが当時のホストクラブは役職名が溢れておりました。オーナー、店長、支配人、代表、相談役、主任、チーフetcいったいどの順番で偉いのか迷ってしまう程でした。)
明け方の街をオーナー代表、店長、私、後輩の順に歩いておりました。
私を含めたたった3名の手下でも、オーナー代表はそれこそ肩で風を切って歩いていました。
なで肩なのに・・・
そして目的のラーメン屋が見えてまいりました。
勢いそのままにオーナー代表はお店の暖簾をくぐりました。
と、その時です。
『おい!!』
入り口付近に見るからに、まあ見るからに柄の悪いチンピラ?ヤ〇ザ?風の男がおり声を掛けられました。
と言うよりは絡まれました。
男は2人組でした。
両方とも坊主頭で一人はびしっとスーツ。(恐らく偉い方)
もう一人はこれ見よがしに刺青を見せ付けるようにはだけた七分丈のシャツ?作業服と言うんでしょうか?そのようなものを着ておりました。
ちなみにラーメン屋の間取りは入り口から奥に向かってカーブしてカウンターがあり、奥にボックス席がある感じです。

オーナー代表はピタリと歩を止めました。
そしてその男達に視線をやりました。
するとスーツの男が言いました。
『偉そうに、お前らホストか?』
オーナー代表はそうお聞かれ『はい』と一言だけ返事をしました。
スーツの男は立ち上がり、オーナー代表の肩に手を回したかと思うとなにやら言ってそのままオーナー代表と二人で店の外へ消えてしまいました。
そして残された店長、私、後輩の3名プラス刺青坊主。

偉そうに刺青坊主と言っておりますが、体はプロレスラーのようにごつく身長も180センチ以上はあったかと思います。
まさに屈強です。
対するこちらは日の光を浴びていない、栄養分はアルコールのみのヒョロガリ軍団です。
身長なんて175センチの私が一番高く、他2名は160センチ台です。
それはもう不安になりました。
後輩もビビッておりました。
でも思い出しました。
オーナー代表が普段から言っていたのです。
店長は元ギャングと言うかチーマーと言うか暴走族と言うか、そのような不良軍団の元リーダーである。
で、何かあってもとても頼りになる。
腕っ節もなかなか強い。
そして根性は人一倍ある。すごくあると言っていたのです。

刺青坊主が我等3名に話しかけてきました。
『お前らホストだろ?3人の中で一番偉いのは誰だ?』
私は心の中で思いました。
“店長が、店長が助けてくれる。”

“安心しろ後輩よ!私は非力だが私達には店長がいるぞ”




シーーーン。





「ヒソヒソ」
「ヒソヒソ」
「地板的打扫结束了吗?」
聞こえるのは中国人ラーメン屋店員の談笑のみ。

あれぇ?

あれれぇ?

あれあれぇ??

後輩は今もってビビッております。
私は店長の方をチラリと見ました。
下を向いていました。
それはもう見事に下を向いていました。
自分はペーペーですと言わんばかりにうつむいておりました。
ヘビー級対フライ級、世紀の一戦はフライ級挑戦者の戦意喪失によりヘビー級チャンピオンの不戦勝です。

刺青坊主は次の対戦相手を探しました。
ブルブルと震える子犬を見つけました。
私の後輩です。
刺青坊主は後輩に向かって言いました。
『おい!誰が一番偉いんだよ?』
後輩は上ずった声で答えます。
私を、そして店長をチラチラ見ながら答えます。
『いやっ、あのっ、あの自分は、あの、、、あっああsdfばdjぁkgjkっげ・・』
何を言っているのかさっぱり分かりません。
刺青坊主はもはや戦意どころか日本語すらままならないタイ人レベルの後輩(顔が自黒)を攻め立てます。
声を荒げます。
『何言ってんだお前?聞いてる事に答えろよ』
もはやグロッキーな後輩。
一発のパンチも浴びずに白目でも剥いて今にも倒れそうです。
(余談ですが、後輩は私にボクシングをやっていた。プロになる寸前だったと言っていました。恐らく嘘だったのでしょう。)
そんな時、私は思い出してしまいました。
自分が調子に乗って言っていた、後輩に向けた言葉を。

“お前に何かあったら俺が助ける!!”

勇気を振り絞って私は刺青坊主に言いました。
『あの!!ちょっといいですか?』
刺青坊主の深海魚のようなギョロ目が私を睨み付けます。
『なんだ?お前が一番偉いのか?』
私はなおも勇気を振り絞って答えます。
『いや、そう言う訳じゃないですが、そいつは自分の後輩なんで、何かあるなら自分に言って下さい。』
別に聞かれて「店長が3人の中で一番偉い」と言おうと思った訳ではありません。
最初から仲間を売る気は私にはありません。
ただ、後輩が子犬のようで見ていられなかったのです。
後輩を救いたかっただけです。
短足の後輩はさしずめミニチュアダックスフンドでしょうか?

雨の中ミニチュアダックスフンドがブルブルと震えていたら誰しも手を差し伸べるのではないでしょうか?
とは、言っても私はただの雑種です。

ドーベルマンだと思った店長はもはやチワワだったのですから。

獰猛な土佐犬である刺青坊主にはどう逆立ちしても誰も勝てません。

刺青坊主が凄みの聞いた声で言いました。
『お前、ちょっと座れよ。』
恐らく私に言ったのでしょう
私以外にはうつむくチワワともはや剥製のミヌチュアダックスのみ。
私は刺青坊主の横に腰を掛けました。
刺青坊主は私が座ったや否や言いました。
『で、お前らの店はどこにあるんだよ?今度行くからよ』
もちろん答えられません。
答えれば彼らは店にやってくるでしょう。
ヤ〇ザと思しき連中を店に入れる訳にはいかないのです。
私は刺青坊主に切り返しました。
『いや、店は言えません。男性はそもそも入店出来ないので。』
嘘です。
嘘を付きました。
サッカーワールドカップの時期には日本語の全く話せない外国人男性を接客した記憶があります。
もちろん私の言葉に刺青坊主が納得する筈もありません。
『教えろよ。お前らホストで接客のプロだろ?俺が男でも楽しませろよ』
めちゃくちゃな理屈を盾にグーッ刺青坊主の顔が私に詰め寄ります。
ギョロ目が私の目に当たってしまいそうです。
私は勇気を振り絞ります。
そして思いっきり格好をつけて言い放ちます。
『ホストがお客様を楽しませるのに場所は選びません。このラーメン屋でも私があなたを接客すればここはホストクラブです。』
決まった。
はっきり言って決まった!!

なん・・・
だと・・・
とでも言いたげな表情の刺青坊主。
目をクリクリさせています。
刺青坊主も負けてられないと私に言います。
『じゃあ、俺を楽しませてみろ。笑わせてみろよ。』
ここぞとばかりに私は渾身の一撃を喰らわせます。
『ダンカン!ばかやろこのやろー!!』
ビートたけしの物真似が刺青坊主の頬をえぐりました。
クリーンヒットではないにしても手応えはあります。
「絶対に笑わないからな」とでも言いたげな表情だった刺青坊主の顔が緩みました。
私はチャンスを逃しません。
すかさずガラ空きのボディーへ一発。
『我々ね、一生懸命探しましたよ。そしたらね、お母さん。見つかりましたよ。』
島田紳助の物真似は見事にみぞおちを捕らえました。
『フフフ。なかなかおもしれぇじゃねえか。』
刺青坊主の口から笑い声とともにマウスピースも落ちたようです。
なおもラッシュは続きます。
こうなりゃKO狙いです。
相手が参ったと言うまでラッシュは緩めない覚悟です。

アシュラマン(きん肉マン)

田村正和(俳優)

淡谷のり子(歌手)

デーモン小暮(悪魔)

etc…etc…etc…

刺青坊主はその場に崩れ落ちました。
まさかのヘビー級にジム練習生が勝った瞬間です。
すっかり面白いのをクレクレモード。
完全なパンチドランカー状態です。
次の物真似をしてくれと言わんばかりに舌を出してハァハァしちゃってました。

その後いくつかの物真似や面白話をしているうちにスーツ坊主とオーナー代表もラーメン屋に帰ってきました。
様子から察するに・・・
スーツ坊主というチベタンマスチフの前で、

彼もドーベルマンでは無くトイプードルだったようです

ラーメン屋の帰り道。
トイプードルとチワワはすっかり躾けられた飼犬となったようでだんまりです。
吠え方はすっかり忘れているようでした。
雑種とミニチュアダックスだけが首輪を外されて元気に走り回ってました。

ワンワンと二匹の鳴く声だけがすっかり陽の昇った街に響いてました。

以上が私の勲章です。
長々とお付き合いありがとうございました。